日本コムシンクが「actcoin」事業を譲受
日本コムシンク株式会社がソーシャルアクションカンパニー株式会社から「actcoin」事業を譲受することを発表しました。この事業が加わることで、同社は社会問題の解決をさらに加速させることを目指しています。譲受は2025年7月1日より実施され、設立39年の同社は、金融系システム開発を中心とした強力な技術基盤を持っており、これを活かして「actcoin」の機能をさらに強化していく予定です。
「actcoin」とは?
「actcoin」は、ユーザーが社会貢献活動に参加することでデジタルポイントを獲得できるアプリです。ボランティア活動や寄付、社会や環境に配慮した活動の報告が行えるこのアプリは、ユーザーの社会貢献活動を可視化し、モチベーションを向上させる効果が期待されています。特に、登録団体や企業のイベント参加者獲得や社会적活動の認知に寄与する機能が盛り込まれており、ゲーミフィケーションを通じた社会貢献の活性化も推進されています。
事業譲受の背景と目的
日本コムシンクは、2024年4月に実施された資本業務提携を契機に、SAC社にDX技術を提供し、「actcoin」の機能を強化してきました。しかし、世界中で社会問題が顕在化する中、多様化する社会貢献ニーズに即した迅速な対応が求められています。このような背景の中、資本提携だけでなく、事業譲受に踏み切ることで、より迅速な改善と機能強化を図ることが最善であると判断しました。
新たに実現する機能
事業譲受により、以下の機能拡張を計画しています:
- - DXプラットフォームとの連携強化:APIやダッシュボードを通じて「actcoin」を他のシステムと統合。
- - 企業・自治体連携の拡充:協力企業と自治体とのネットワーク展開によるポイントの相互利用。
- - 活動分析機能の強化:定量的な指標に基づいたレポーティングと可視化支援を強化。
このように、事業譲受によって「actcoin」はより多くの社会貢献活動を可視化し、全国の自治体での導入を加速させることで、地域コミュニティへの貢献をさらに進めていきます。日本コムシンクの代表である山里真元氏は、今後もこの活動を通じて社会に寄与することを強調しています。
会社概要
日本コムシンクは、大阪市西区に本社を構え、ITコンサルティングやシステム開発を中心に事業を展開している老舗企業です。信頼性の高い技術力を持ち、クライアントの多様な要望に応えることができる柔軟性も特長としています。この度の「actcoin」事業の譲受によって、同社の社会貢献に向けた取り組みはさらに強化されることでしょう。私たちは、この新しい試みに注目し、今後の展開を楽しみにしています。