地域に根ざしたエコマミ公開講座が盛況に開催されました
地域密着型のショッピングセンターである株式会社KUL(大阪市中央区本町)が、香芝市と広陵町との共催で『エコマミ公開講座』を実施しています。この講座は、年に2回(6月と11月)行われ、地域の皆様に親しみやすい様々なテーマについてぜひとも親しんでいただこうという取り組みです。その目的には、生涯学習や文化的な探求心を育むことが含まれており、地域コミュニティの形成や住民の生活向上に寄与することを目指しています。
本講座では、地域の大学など専門機関と連携し、様々な分野で活躍している専門家の方々が講演を行います。令和4年度からスタートしたこの企画を通じて、毎回異なるテーマを設定し、特に人気となっているのが「健康」「趣味」「子育て」「生活環境」に関する内容です。定員が50名と限られているものの、参加希望者が毎回多く、抽選を経て選ばれる参加者のもとには、貴重な知識や健康についての情報がもたらされています。
最新の講座は2025年6月29日(日)にエコール・マミ南館のマミホールで開催され、厳しい暑さの中でも多くの参加者が集まりました。このときの講演は3人の講師によるもので、それぞれ異なる視点から地域の健康や文化に触れる内容でした。
第1話「古京から南都へ~平安時代の日記・物語に描かれた奈良・大和~」
講師:西村さとみ先生(奈良女子大学文学部教授)
西村先生は、奈良における都の名称変遷についてお話しをされました。奈良時代から平安時代にかけて「ナラ」という呼称がどのように変わっていったのか、古今和歌集や大和物語、源氏物語に関連付けて解説されました。特に「南京」という言葉が寺院と関係していたことや、その後「南都」という呼称が定着した歴史的背景にも触れました。
第2話「免疫の力でがんを治す!~2018年のノーベル医学生理学賞は基礎研究から始まった~」
講師:石田靖雅先生(奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス領域准教授)
石田先生は、2018年にノーベル医学生理学賞を受賞した本庶佑教授の研究と、自身の研究を通じた免疫療法の進展について語りました。新たに発見された遺伝子PD-1の重要性や、がん免疫療法がいかに進化してきたのか、実体験を交えて紹介されました。
第3話「口から見直す生活習慣~誤嚥性肺炎から命を守るために~」
講師:山本裕子先生(畿央大学健康科学部看護医療学科教授)
山本先生は、誤嚥性肺炎のリスクを減少させるための口腔ケアの重要性について詳述されました。口腔ケアには唾液の分泌を促す必要があり、参加者が実際に「唾液腺マッサージ」を行うなど、実践的な指導が評価されました。この他にも「パタカラ体操」など、口の機能維持に向けた体操を行い、参加者と共有しました。
第7回エコマミ公開講座は、参加者の積極的な質問や興味から、地域住民の健康や学びへの意識の高さが強く感じられる会となりました。株式会社KULは、ショッピングセンターの運営にとどまらず、地域の皆様に心からの笑顔を届けることを重視しています。
今後もこの講座を通じて、地域の方々の知的好奇心を満たし、生活に役立つ情報を発信し続けていきます。地域の皆様にとって、より良い生活環境を提供するため、努力を惜しまない所存です。
企業名:株式会社KUL
所在地:大阪府大阪市中央区本町四丁目3-9本町サンケイビル19階
代表者:代表取締役 吉田滋
事業内容:地域社会における施設その他居住者等の利便に供する施設の建設、経営または管理
URL:株式会社KUL
本件に関するお問い合わせ先:
株式会社KUL 広報室担当:遠藤、藤田
電話番号:06-6245-5050