災害用自転車公開
2025-10-14 12:40:28

堺市消防局協力の災害用自転車「レスキューバイク」が初公開!

堺市消防局協力の新しい災害用自転車



2025年10月、東京で開催される「ジャパンバイクショー2025」において、堺市消防局の協力を得て開発された新しい災害用電動アシスト自転車「レスキューバイク」が初めてお披露目されます。この自転車は、救助活動において重要な役割を果たすことが期待されており、多くの注目を集めています。

レスキューバイクの特徴



「レスキューバイク」は、特に災害時に効果的な自転車設計が施されています。まずはその主な特徴をご紹介します。

1. 大人二人を同時に運べる構造


この自転車は、運転者1名に加えて、前座席に2名の大人を乗せることが可能です。また、ベンチを跳ね上げることで物資の搬送も行えるため、緊急時の対応力が高まります。避難者を効率よく運搬するための設計がなされています。

2. 災害時の応用性


平常時の福祉送迎としても利用できるこの自転車は、要支援者や自転車に乗れない方が「風を感じて移動できる」ような設計です。これにより、災害時だけでなく、日常の生活でも役立つことができる点が評価されています。

3. 小回りの効く設計


最小回転半径はわずか1.35メートルと、小回りの利く特殊な設計がされています。これにより、狭い路地でも自在にカーブを切ることが可能です。

さらなる魅力、運搬力と登坂性能


このレスキューバイクは、傾斜が7度の坂道でも容易に登れる登坂性能を備えています。また、大人二人を運搬しつつも、重量物を搭載することもできるため、さまざまな状況に対応可能です。

目指す未来と期待される効果


災害の多い日本では、効率的に物資を搬送できる手段が必要とされています。2018年の西日本豪雨災害において、多くの消防車両や救急車両が救助現場に到着できない問題があり、同様のことが今後も起こる可能性があるため、迅速な対応が求められます。レスキューバイクの導入により、いかにして人命救助に専念できるか、その効率化が重要となるでしょう。

今後の展開と販売情報


現在、レスキューバイクは100万円前後の価格で調整中とのことで、2026年度中の販売が予定されています。製造元であるサカイサイクルと、開発に携わった森井製作所は、より多くの活用が期待できるこの自転車の普及を目指しています。

イベント情報


「レスキューバイク」は、2025年10月15日(水)・16日(木)に有明GYM-EXで開催される「ジャパンバイクショー2025」に出品されます。堺市消防局の熱い想いから誕生したこの自転車について、ぜひ来場して直接体験してみてください。特に自治体や法人の皆様には、防災や福祉、交通安全などの取り組みに対する新たなヒントを得る良い機会となることでしょう。公式サイトでの出展情報や詳細もチェックしてみてください。


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