茨城県公立中高一貫校模試との提携による非認知能力検定
栄えある2025年8月31日、茨城県の公立中高一貫校である茨城中学校にて、一般社団法人非認知能力検定協会が主催する初めての非認知能力検定が実施されました。この検定は、株式会社イー・ラーニング研究所が開発し、同協会に提供した教育プログラムの一環として行われています。
非認知能力とは?
非認知能力とは、学力だけでは測れない思考力や判断力、社会性、コミュニケーション能力など、人間としての資質やスキルを指します。この能力は、将来の進学や就職だけでなく、日常生活においても非常に重要な役割を果たします。最近では、受験の際にもこの非認知能力が重視される傾向にあり、特に茨城県の公立中高一貫校では、その評価が高まっています。
棚田学と非認知能力検定の背景
茨城県の教育界でも、従来の学力試験に対する見直しが進んでおり、特に適性検査が注目を浴びています。この適性検査では、小学校で習った内容をもとに、受験生の思考力や課題解決能力が測定されます。また、面接における評価が重視されることから、学力以外の非認知能力の育成や測定に対するニーズが高まっています。
それに応じて、日本教材出版が「公中検模試」という受験イベントを企画。その模試に関連した形で、非認知能力検定を実施することとなり、多くの小学生・中学生の皆さんが参加しました。
参加者の声
検定に参加した子どもたちからは、グループディスカッションや他の受験生との対話を通じて、普段は経験できない学びを得られたという声が寄せられました。考える力や議論を展開する力が求められるこの体験は、彼らの成長に大きく貢献したようです。さらに、保護者からは、子どもが自主的に取り組む姿を見て成長を感じただけでなく、結果を通じて親子で将来や日常生活について話し合う機会が増えたとの意見も届けられています。
非認知能力検定の概要
この検定は、学力試験のように単に点数を競うものではなく、受検者の非認知能力を測定することを目的としています。具体的には、ディスカッションやWebテストを実施し、その合計点から受検者の特性を把握します。この結果をもとに、受検者自身が自分を見つめ直す材料となり、周囲の大人たちが子どもたちに寄り添う方法を考えるきっかけを提供します。
参加対象と申し込み方法
受検対象者は、小学4年生から高校生まで幅広い年齢層です。現時点では、学校や塾、各教育機関などの団体単位でお申し込みが可能です。興味がある方は、一般社団法人非認知能力検定協会の公式ウェブサイトをご覧いただき、詳細な情報を確認してください。
一般社団法人非認知能力検定協会について
この協会は2025年に設立され、社会全体に非認知能力の重要性を普及させることを目指しています。非認知能力に関する調査や研究を行い、その成果を広報する活動も展開しています。
株式会社イー・ラーニング研究所について
本社は大阪府吹田市にあり、オンライン教育コンテンツや新たな学びを提供しています。教育現場でのニーズに応える形で、様々な取り組みを行っている企業です。
まとめ
日本の教育において非認知能力の重要性が増していく中で、こうした検定プログラムは子どもたちの成長を助けるための一歩として注目されています。今後も、学力だけでなく、非認知能力に光を当てる取り組みが続くことを期待しています。