物流業界の未来を見据えたセミナーで4PLの可能性を考える

2025年10月15日、船井総研ロジ株式会社は「脱・多重下請けの鍵は4PLにあり！」というテーマのもと、オンラインセミナーを開催しました。このセミナーでは、現在の物流業界が抱える課題やその解決策としての4PL（Fourth-Party Logistics）の重要性が議論されました。

物流コストの現状と課題

物流を担当する企業にとって、コストの透明化や品質の維持は永遠のテーマです。私たちがこのセミナーで取り上げたのは、多くの荷主企業が直面している「物流コストの不透明さ」と「品質の低下」という問題です。これらの問題の根底には、中間マージンの存在や、情報伝達の非効率があるとされています。これらを解決するために、4PLがどのように役立つのかを探ることが本セミナーの趣旨です。

4PLの役割とメリット

4PLとは、特定の物流資産を持たない中立的な立場のプロバイダーであり、運送業者を直接管理することによって中間マージンを排除します。この構造により、企業はコスト削減が実現でき、さらに物流全体の品質向上も期待できます。セミナーでは、4PLを導入することによって、具体的にどのような効果が得られるのかをデータを元に示しました。

セミナー内容の詳細

セミナーは、3つの講座にわかれ、それぞれ異なる視点から4PLの導入の意義を考察しました。第1講座では、現行の多重下請け構造が物流にどのように影響しているのか、また、その解決策としての新しい物流法規制について言及しました。
第2講座では、4PLと以前から用いられている3PLとの違いについて説明し、なぜ4PLが今求められているのかを詳しく解説しました。
第3講座では、企業が直面する問題に対する具体的な改善策と、4PL導入へのロードマップを示しました。
これにより、参加者は4PLの導入に必要な知識を身につけ、具体的なアクションプランを得ることができました。

参加者の声

セミナー参加者からは、物流コストが年々上昇し、企業の利益を圧迫する中で、どのように対応していくべきかという具体的なアドバイスが求められました。また、管理業務が増加していることから、効率的に運営するための新たなパートナーシップの構築が必要だとの声もありました。このような関心は、もはや完全に無視できない問題であり、4PLが持つ明るい未来に期待が高まっています。