宇宙の香り体験
2025-08-19 10:40:51

香るカプセル搭載のアイマスクが宇宙で新体験を提供!

宇宙飛行士のために香るカプセル技術が誕生



三生医薬株式会社が開発した香るカプセルを搭載したアイマスクが、国際宇宙ステーション(ISS)に搭載されることが決定しました。このアイマスクは、宇宙飛行士の居住環境を向上させる目的で設計されており、リラックスや睡眠の質を高めることを狙っています。早ければ2025年の夏には、日本人宇宙飛行士がこのアイマスクを使用する予定です。

共同開発の背景


本プロジェクトは、「Think Space Life アクセラレータ・プログラム2021」のもとで、三生医薬を含む株式会社ニトリ、株式会社IRiS Tokyoの3社が連携して実現しました。宇宙飛行士が長期ミッション中に直面する「睡眠」「リラックス」「匂い」といった問題を解決するため、香るカプセルを利用した新しいリラクゼーション体験が提案されています。

香るカプセルとは?


香るカプセルは、IRiS Tokyoが設計した天然精油を高密封シームレスカプセルに封入したものです。このカプセルは、使用者が指で潰すと中の香りが広がり、森林浴を思わせる心地よい香りが漂います。また、ニトリが開発した吸湿発熱素材「N-ウォーム」を用いることで、温もりと香りの調和が図られています。

宇宙環境での使用への挑戦


宇宙という厳しい環境では、高い安全性と耐久性が求められます。本製品の開発にあたっては、揮発性成分が含まれる精油の安全な使用を確保するため、様々な素材と構造の検証が行われました。その結果、JAXAの「きぼう」有償利用制度の初の試みとして、精油をカプセル内に封入した技術が宇宙で使用されることになりました。

今後の展望


三生医薬の挑戦は、宇宙ミッションの経験を活かし、地上向けの様々な製品への技術応用も視野に入れています。また、宇宙に向けて打ち上げられるアイマスクの市販化についても検討が進められており、関心を寄せるパートナー企業を探しています。

具体的には、香るカプセル技術を利用した新商品の開発などにも取り組む予定です。

研究開発の意義


三生医薬の研究開発本部部長、福田光弘氏は、「宇宙空間の微小重力で液体精油を安全に扱える技術の構築がプロジェクトの核心であり、この挑戦は今後の技術応用に大きな影響を与える可能性がある」と語っています。

新たな価値創出を目指す本プロジェクトは、宇宙と地上それぞれの環境において、より良い生活の実現を目指しています。香りと温もりに包まれた宇宙体験が、未来の宇宙飛行士たちをより快適にサポートすることでしょう。

まとめ


この革新的なアイマスクは、三生医薬、ニトリ、IRiS Tokyoが協力して生み出した成果であり、宇宙と地上の両方を豊かにする挑戦を象徴しています。今後の展開も非常に楽しみです。


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