AIとデータで進化するインフルエンサーマーケティングの未来
株式会社1SECは、ロサンゼルスと東京を拠点に、AI、XR、ブロックチェーン事業を展開しています。その中でも特に注目されているのが、インフルエンサーアサインサービス「HYPE CAST AI」です。このサービスが最近、登録クリエイターの総フォロワー数が1億人を超えたことを発表しました。
HYPE CAST AIとは
HYPE CAST AIは、Instagramを中心とした中規模(フォロワー数3万人以上)のクリエイターを集め、インフルエンサーマーケティングを革新するプラットフォームです。ただのフォロワー数ではなく、彼らの「共感度」に基づいたキャスティングが特徴です。従来の方法では「勘」や「センス」に頼っていた部分をデータドリブンで解決することが目指されています。
このプラットフォームでは、性別や年齢、SNSの投稿コンテンツといった基礎的な指標に加えて、SNSからは得られない独自のインサイトデータを利用し、100項目以上の要素を分析します。その結果、より精度の高いインフルエンサーとのマッチングが可能になります。たとえば、趣味嗜好、お肌の質、好みの食品ブランドなど、幅広いデータが収集されており、各分野の特性に応じたマッチングが実現されます。
イノベーションの証
2025年に行われた20件のキャンペーンで、HYPE CAST AIを活用した成果は顕著でした。人力で選定されたキャンペーンと比較すると、全ての指標で圧倒的な成果が見られました。具体的には、平均エンゲージメント率が+39%、平均再生数が+31%、CPM効率が+32%の向上が記録されたのです。これにより、オーガニック投稿の業界水準を大きく上回る数値も達成しています。
さらなる展開
1SECは今後、インバウンドをターゲットとした商品やサービス、さらにはグローバル市場への展開を見据えています。特に、タレントとの連携を強化し、AIを活用したインフルエンサーマーケティングのさらなる推進を計画しています。また、ファンプラットフォーム「PEEEPS」との連携により、クリエイターに寄り添ったデータの可視化機能や、親和性の高いタレント提案を行うサービスの拡充も進めていく方針です。
PEEPS(ピープス)について
PEEEPSは、クリエイターや個人が簡単にコミュニティサイトを開設できるノーコードプラットフォームです。動画や画像、ブログの配信、会員限定SNS、ECショップ、NFT会員証の発行など、必要な機能が無償で提供されています。このプラットフォームは、ブロックチェーン技術を活用してファンダム・エコノミーの基盤を築くことを目指しています。
まとめ
HYPE CAST AIをはじめとした1SECの取り組みは、インフルエンサーマーケティングの新たな未来を切り開いています。今後もこの分野での革新が期待される中、クリエイターと企業、双方にとって価値のあるプラットフォームとして成長していくことでしょう。