岡山大学のAI会議
2025-08-29 00:06:20

岡山大学、国連主催のアフリカ開発会議でAIと高等教育の重要性を訴え

岡山大学がアフリカの高等教育にAIの重要性を示す



2025年8月20日から22日、横浜市のパシフィコ横浜で行われた「第9回アフリカ開発会議(TICAD9)」において、国立大学法人岡山大学の横井篤文副学長が基調講演を行いました。本会議は、日本政府が主導し、国連や世界銀行、アフリカ連合を含む約50カ国の首脳が参加して、アフリカの発展について幅広く議論されました。

AIを通じた教育の革新


セッションでは、「人工知能とアフリカの高等教育: 持続可能な進歩のためのイノベーションの推進」がテーマに設定され、国連大学が主催しました。横井副学長は、AIに関するユネスコチェアホルダーとして、倫理的で包摂的なAIの推進について重要な見解を述べました。「AIは文化的に中立ではない」と警告し、デジタル主権と文化的正義の観点から、アフリカ人自身による言語技術の開発の必要性を強調しました。

教育機関の役割


横井副学長の講演では、アフリカ高等教育機関の重要性が改めて示され、特に日本とアフリカの大学間での連携の必要性が浮き彫りになりました。アフリカの高等教育の発展は、単に知識の伝達だけでなく、文化や価値観をも融合させる役割を持っています。彼は、持続可能な未来を築くために必要な政策を提起し、教育機関が果たすべき役割を高く評価しました。

パネルディスカッションの内容


続いて行われたパネルディスカッションでは、アフリカの大学におけるAIの導入を巡る機会と課題が論じられました。AIを活用した公平な学習環境の整備や、環境持続可能性を考慮した国家開発の重要性について、専門家たちが意見を交わしました。特に、技術的な問題だけでなく、社会的な問題として捉えることが大切であるという認識が共有されました。

岡山大学の未来への貢献


岡山大学は今後も持続可能な開発のために、教育の取り組みを進めていく所存です。ユネスコが提唱する「ESD for 2030」にも貢献し、新たな時代における教育の在り方を模索していきます。地域内での活動を基盤に、アフリカとの協力関係を深めることが重要です。

岡山大学の取り組みは、単なる学際的研究を超えて、地域の持続可能性や人材育成に向けた革新を生むことを目指しています。私たちの未来は、教育を通じて築かれるのです。横井副学長の言葉を胸に、地域の中核をなす教育機関として、岡山大学の活躍から目が離せません。


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