現代アートの新たな表現、Hogaleeの個展「Dub」が銀座で開催

現代アートとメディアの交差点

アートシーンでの注目を集めるHogaleeの最新個展「Dub」が、2025年5月3日から5月23日までの期間で銀座蔦屋書店にて開催されます。この展示は、現代アートのテーマとしての「記録」と「複製」にフォーカスしており、特にアートとメディアの関係性を探求しています。

作品の魅力

Hogaleeは、現代を映し出す鏡としての「女性」を描いているアーティストで、アニメのような太い輪郭線が目を引きます。彼女の作品は、一般的なキャンバス作品に留まらず、マスキングテープを用いた壁画など、様々な表現技法が魅力です。今回の個展では、VHSを版画技法として用いることで、新たに「記録、複製」をテーマにした作品が見られます。

作品には、特に《Dub - Rgb》や《Dub - rgB》といったキャンバス作品があり、これらの作品はVHSに色を付けてスタンプのように転写することで作成されています。元の絵柄は同じですが、音楽のアレンジのように、作品ごとに色やパターンが異なることが特徴です。これは単純な「ダビング」ではない、独自の価値を生み出す複製のプロセスを表現しています。アートは、記録されたものをただそのままコピーするだけではなく、そこに新たな価値を見出すことができるのです。

アートと社会

Hogaleeの作品は、女性像に現代アートやカルチャーを融合させたものです。美人画として知られる女性像の背後にある神聖性を、現代の文脈で表現することで、私たちの生活や文化に新たな視点を提供しています。この展覧会では、アートが単なる視覚的な美しさだけでなく、観る者に深いメッセージを伝えることを示しています。

その他の情報

Hogaleeの個展「Dub」は、入場が無料で、アートに親しむ絶好の機会です。展示は、5月3（土・祝）から5月23日（金）まで、銀座の蔦屋書店アートウォールにて実施されます。開館時間は10:30から21:00までで、最終日は18:00までです。また、作品は5月3日から店頭で販売されるほか、5月7日からはアートのECプラットフォーム「OIL by美術手帖」でも購入可能となります。

アートは私たちの生活を豊かにし、周囲とのコミュニケーションを深める大切なものです。Hogaleeの「Dub」は、その魅力を充分に感じさせてくれる展示となるでしょう。是非、足を運び、新たなアートの世界を体験してください。