ベトナム心疾患対策
2025-09-25 16:52:27

医療法人社団ゆみの、ベトナムでの心疾患予防医療プロジェクト開始

医療法人社団ゆみのがベトナムにて心疾患予防に取り組む



医療法人社団ゆみのは、心疾患の予防を目指すプロジェクトをベトナムにてスタートしました。このプロジェクトは、経済産業省が実施する「令和7年度ヘルスケア産業国際展開推進事業」に採択されたもので、医療や介護の国際展開を促進するための基礎調査や実証調査の費用が補助されます。ゆみのは、自社が開発したクラウド型ナースステーション「管制塔センター」と、統合PHR eHomeCareの医療DXを活用し、現地での心疾患予防と在宅医療の質の向上を目指します。

ベトナムにおける心疾患の現状



ベトナムでは心疾患が死因の第1位となっており、その割合はASEAN諸国と比較しても高い傾向にあります。食生活の変化や生活習慣病の増加により、心疾患対策が急務となっているのが現状です。特に、心疾患患者にとって退院後の管理が重要ですが、日本と同様の管理体制がベトナムでは不足しているケースが多々あります。このような背景から、ゆみのは現地の医療機関と連携し、心疾患対策のための実証調査を行うことにしました。

管制塔センター(YUMINOモデル)とは



「管制塔センター」は、病院に入院することなく、患者が自宅で療養している際に、看護師を中心とした医療チームが24時間体制でサポートするシステムです。このシステムを導入することで、患者の体調を常にモニタリングし、急変時には迅速に医師が往診できる体制を整えています。地域の訪問看護師や薬剤師とも連携し、医療を一体的に管理・提供します。

管制塔センターの特徴


・医師の業務負担を軽減し、より多くの患者をサポートできる体制を実現します。
・クラウド型のため、リモートからの対応が可能で、効率的な情報共有が行えます。
・心疾患に特化した機能によって、再入院リスクの低減が期待されます。
・リアルタイムでのデータ共有により、緊急時に迅速な対応が可能です。
2024年度には3,738名の患者をサポートし、豊富な臨床データに基づいた医療を提供しています。

統合PHR eHomeCareとは



「統合PHR eHomeCare」は、在宅での患者情報が自動で管制塔センターに送られ、医療チームが患者の状態を早期に把握できるシステムです。これにより、患者の状態を見える化し、リスクを早期に察知することが可能となります。

法人情報



医療法人社団ゆみのは、「医を通してその人らしい人生をサポートする」という理念のもと、地域医療に注力しています。外来診療や訪問医療を東京・大阪・福岡に展開しており、現在は7拠点を持っています。今後も、心疾患を含む多様な医療ニーズに応えるため、国内外での医療サービスの質を高める取り組みを続けていきます。


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