心斎橋PARCO特別展
2025-10-30 15:35:10

心斎橋PARCOが半世紀の広告を紐解く特別展を開催!

心斎橋PARCO 5周年特別展:広告の歴史を巡る旅



大阪の中心、心斎橋PARCOが開業5周年を記念して開催するのは、特別展「『パルコを広告する』1969-2025 PARCO広告展」です。これは、パルコが開業した1969年からの半世紀にわたる広告の変遷を振り返るもので、コマーシャルの枠を超えた多様なクリエイティブが一堂に会する貴重な機会です。

開催概要



この展覧会は、2025年11月14日(金)から11月30日(日)までの期間、心斎橋PARCO内のPARCO GALLERYで開催されます。入場は無料ですが、混雑緩和のため入場制整理券の配布がある場合がありますので、ご了承ください。展示は毎日10:00から20:00まで行われ、最終日は18:00に閉場します。

展示内容



展示は四つの時代に分かれており、それぞれの時代における文化や社会背景を反映した広告作品が紹介されます。具体的には「1970年代/予言」、「1980年代/広告」、「1990年代/渋谷」、そして「2000年代以降/アート」といったテーマに沿った展示が行われます。

1970年代:予言


この時代の広告は、アバンギャルドな表現が特徴で、ハイカルチャーとサブカルチャーの融合が見られました。社会学者の上野千鶴子氏とテキストレーターのはらだ有彩氏がゲストキュレーターを務め、当時の広告作品を通して多様性の先駆けとしての役割を回顧します。

1980年代:広告


1980年代の広告は、表面的には明るく、しかしその裏には難解さを秘めていました。この時代はトップクリエイターによる競争が激化し、洗練された表現が生まれました。美術批評家の椹木野衣氏と編集者の菅付雅信氏がそれぞれの視点から選定した広告作品が展示されます。

1990年代:渋谷


日本のストリートカルチャーの中心地となった渋谷。この時代のパルコは、音楽やガーリーカルチャーと結びついており、シンガーや著名なクリエイターがパルコの広告に登場しました。歌手・エッセイストの野宮真貴氏と哲学者・作家の千葉雅也氏がキュレーターとして参加し、「渋谷」の広告文化を再評価します。

2000年代以降:アート


アートの存在感が高まった2000年代以降、広告はますます多様な表現を求められるようになります。ゲストキュレーターとしてアーティストの布施琳太郎氏と編集者の野村由芽氏が参加し、現代の広告とアートの共存をテーマにした作品が展示されます。

特別トークセッション



展覧会の一環として、2025年11月15日(土)にはトークイベント「PARCOの広告 1969-2025」が行われます。グルーヴィジョンズの伊藤弘氏、れもんらいふの千原徹也氏が参加し、時代背景やカルチャーを交えながら、広告の歴史を振り返ります。参加は無料ですが、事前に整理券が必要となりますので、注意が必要です。

現代のクリエイティブと心斎橋PARCO



心斎橋PARCOは、5周年に際し特別サイトを開設し、「前兆」をテーマにしたビジュアルを発表しています。このビジュアルは、さまざまなカルチャーが交差する大阪の街の息づかいを表現し、新たな未来への期待を込めたものです。モデルには国内外で注目を集めているMona Kawasakiを起用し、変化の予感を感じさせています。

この特別展を通じて、五十年以上にわたる広告の歴史が、当時の時代背景やカルチャーと連動してどのように発展してきたのかを楽しみながら学ぶことができます。心斎橋PARCOを訪れた際には、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。歴史的な広告作品とともに、時代を越えたクリエイティブの軌跡を体感してください。


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