TBSとWOWOWが開発した映像伝送ソフト「Live Multi Studio」が受賞
2024年3月から無償提供が始まる「Live Multi Studio」(LMS)が、映像情報メディア学会より技術振興賞進歩開発賞を受賞したことが発表されました。このソフトウェアは、TBSとWOWOWが共同で開発したもので、放送業界に新たな革新をもたらします。
技術振興賞とは?
技術振興賞の進歩開発賞は、映像情報メディアに関連する技術やシステムの有益な改良、優れた考案に与えられる栄誉です。現場運用部門においての顕著な効果を示した成果に与えられるこの賞は、業界内で非常に価値のあるものであり、今回の受賞はLMSの高い技術力を証明しています。
Live Multi Studioの特長とは?
LMSは一般的なインターネット回線を利用しており、従来の手法では困難であった放送クオリティーの映像伝送を実現します。特に、以下のような特長があります:
- - 超低遅延伝送:ユーザーはリアルタイムで映像を扱うことが可能。
- - 簡単な接続:ポートを開放する必要がないため、手軽に使用しやすい。
- - 制御信号の送信:映像や音声だけでなく、制御信号の送受信ができる点も魅力。
- - 特許技術「Multi Latency」:特許技術を利用して、異なる遅延の情報を扱うことが可能です。
このため、映像制作の現場での利便性が向上し、リモートプロダクションやスマートフォンを使用した簡易中継など、プロたちの支持を得ています。
幅広い業界からの関心
LMSは、映像制作業界だけでなく、VTuberやイベント、メディアアートなど、様々な分野から注目を集めています。従来の枠にとらわれない映像制作の可能性を提供し、多くのユーザーに新たな価値を提供するでしょう。
まとめ
この受賞を機に、今後もLMSは様々なアップデートが計画されています。技術革新が進む中で、映像制作に新たな風を吹き込むこのソフトにぜひ注目してください。より詳細な情報は公式サイトをご覧ください。
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受賞歴
- - 日本民間放送連盟賞 技術部門 最優秀
- - 第1回テクニカルディレクションアワード デジタルサービス部門 銀賞
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