日本舞踊の新たな可能性を探る公演「鄙のまなざし~一茶の四季~」「展覧会の絵」
日本舞踊の魅力を新たな視点で発信する企画公演が決定しました。日本舞踊家の藤間蘭黄が芸術監督を務める「日本舞踊の可能性」シリーズの第7弾として、2025年6月6日(金)に浅草公会堂で「鄙のまなざし~一茶の四季~」と「展覧会の絵」が上演されることが発表されました。
この企画公演は、2018年に始まったシリーズの一環で、映像やバレエ、そしてピアノとのコラボレーションを通して、これまでの日本舞踊の枠を超えた新たな表現方法を模索しています。これにより、日本舞踊の持つ深い魅力を今の時代に合わせて再に紹介することを目指しています。
第一部: 鄙のまなざし~一茶の四季~
第一部では、小林一茶の俳句をモチーフにした『鄙のまなざし~一茶の四季~』を上演します。一般的に日本舞踊の歌詞は難解であるとの声から、より分かりやすく、かつ観客の想像力を刺激するような形で俳句を舞踊に落とし込みました。藤間蘭黄自身が作詞し、初めての作曲にも挑戦しています。この部では、日本の地方の四季を表現し、登場する舞踊家たちも藤間聖衣曄、藤間鶴熹、藤間蘭翔と、個性豊かなメンバーが揃います。
第二部: 展覧会の絵
続く第二部では、ムソルグスキーの名曲「展覧会の絵」に、日本舞踊とバレエの要素を融合させた作品を上演します。この曲は友人の画家のために捧げられたレクイエムとして解釈され、その深い音楽に合わせて踊るという試みがなされます。ピアニストの木曽真奈美が演奏し、藤間蘭黄が主人公として、また新国立バレエ団の元プリンシパル山本隆之も共演するなど、豪華な顔ぶれが揃います。この作品は、過去にウクライナ国立歌劇場などでの上演経験も持っており、さらに進化した形での舞台が期待されています。
チケットの情報
公演は2025年6月6日、開場18:30、開演19:00に浅草公会堂で行われます。チケットは3月3日(月)10:00よりカンフェティにて販売開始予定です。チケット料金は、S席が10,000円、A席が8,000円、B席は2,000円。加えて、特典付きのパトロネージュシートも用意されています。
まとめ
この公演は、伝統と現代の出会いを感じさせる素晴らしい機会です。日本舞踊の新しい形に興味がある方、文化に触れたい方は、ぜひ足を運んでみることをお勧めします。詳しい情報は公式ホームページや公式Instagramで確認してください。楽しみな公演に期待が高まります!