万博レガシーを受け継いだ新オフィス開設の取り組み
2026年、大阪で新たな拠点を開設するスパイスファクトリーが注目されています。この新オフィスでは、2025年に開催される大阪・関西万博において、パナソニックグループパビリオン「ノモの国」で使用された展示物が活用されることになりました。この取り組みは、持続可能な未来を目指す「万博レガシー」の実現に向けた重要なステップであり、地域社会への貢献にもつながります。
万博レガシーの理念と再生のプロセス
スパイスファクトリーは、デジタル・トランスフォーメーションを支援する企業であり、地域への貢献を経営テーマとして掲げています。新オフィスでは、万博で使用された展示物を再利用し、社員や関係者が手を組み立てていくDIYイベントを予定しています。このイベントでは、大阪・関西万博のメインテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」を体感し、持続可能な未来を構築することが目的とされています。
具体的には、2026年2月14日に開催されるDIYイベントで、展示物を一度解体し、再構成します。解体された「バイオセンサリードーム」や「岩のオブジェ」が参加者の手によって組み立てられ、新たな空間を創り出すことで、万博の理念を日常に引き継いでいきます。
環境への配慮とサステナブルなオフィスの実現
パナソニックグループは、万博関連活動で廃棄物を最小化し、99%以上のリユース・リサイクル率を達成する取り組みを行ってきました。スパイスファクトリーもこの理念に共感し、関西拠点のオフィス開設において、持続可能な建築資材を活用する方針を採用しています。特に、事前にリユースされた什器を多く取り入れるなどの施策を展開しており、その結果、産業廃棄物のリサイクル率94.3%を実現しました。
このような取り組みは、地域と共にサステナブルな社会を構築することに寄与します。万博で使用された展示物を新しい環境で活用することは、単なるイベントの終了ではなく、循環型社会の実現への一歩であると言えます。
展示物の再利用と地域への貢献
新オフィスで再生される展示物には、以下のようなものがあります:
- - バイオセンサリードーム: 自然を再現したセンサリードームは、展示中に来場者に五感体験を提供しました。このドームは、菌糸を建材として使用した日本初の試みとして注目されています。解体されたドームは、金継ぎの技法を取り入れて再構成され、傷や破損に新たな価値を生み出す挑戦となります。
- - 岩のオブジェ: 「ノモの森」エリアにて展示されていたオブジェは、ユーザーが結晶をかざすことで光を拡散し、心地よい音を響かせる装置でした。これらも新オフィスで再利用され、人々にインスピレーションを与える存在となります。
未来に向けた期待
パナソニックグループの原口雄一郎総合プロデューサーは、このプロジェクトの意義を強調しています。展示物が新たな役割を果たすことで、多くの人々が循環のプロセスに加わることを期待しているのです。また、「ノモの国」のコンセプトに沿って、心を穏やかにし五感を研ぎ澄ます場としての役割も担うことになるでしょう。新オフィスが地域や社会にとっての新たな価値を生むことを期待し、多くの人がこの取り組みに参加することが期待されています。
このように、大阪で新たに開設されるスパイスファクトリーのオフィスは、万博レガシーの継承と地域への貢献を通じて、持続可能な社会の実現に向けた取り組みであり、今後の展開に注目が寄せられます。