袖ケ浦バイオマス発電所が商業運転を開始
本日、袖ケ浦バイオマス発電株式会社が千葉県袖ケ浦市に位置する袖ケ浦バイオマス発電所の商業運転を開始しました。本発電所は、大阪ガスの100%子会社であるDaigasガスアンドパワーソリューション株式会社(DGPS)が出資しており、国内最大級のバイオマス専焼発電所として期待されています。発電容量は7.5万kWに達し、高い発電効率を誇ります。
発電所の背景と目指す方向性
Daigasグループにとってこの発電所は、バイオマス専焼発電所として商業運転を開始するのが7ヶ所目であり、企業独自で開発・運営する発電所としては2箇所目となります。この新たな発電所の運営は、日本国内での再生可能エネルギーの普及を目的とした取り組みの一環です。
過去には2023年1月に燃料中継基地で火災が発生し、近隣住民や関係者にご心配をおかけしたことを重ねてお詫び申し上げます。今後は安全対策を徹底し、安定した運営を続けてまいります。
カーボンニュートラルへの貢献
Daigasグループは、2050年までにカーボンニュートラルの実現を目指しています。具体的には、2030年度までに再生可能エネルギーの普及貢献量を500万kWまで拡大する計画を持ち、現在の普及貢献量は374万kWです。袖ケ浦バイオマス発電所を含め、再エネ電気の供給を通じて低・脱炭素社会の実現に貢献することが期待されています。
袖ケ浦バイオマス発電所の概要
- - 所在地: 千葉県袖ケ浦市中袖5番地6(旭化成株式会社 千葉工場内)
- - 燃料貯蔵サイロ: 千葉県袖ケ浦市北袖14番地(NC東京ベイ株式会社敷地内)
- - 代表者: 田中啓一
- - 出資会社: DGPS(100%出資)
- - 使用する燃料: 木質ペレット
この新たな発電所の稼働は、日本全体のエネルギー政策にも大きな影響を与えるでしょう。再生可能エネルギーの普及が進む中で、袖ケ浦バイオマス発電所は重要な役割を果たしていくことが期待されています。今後の動向にも注目です。