中谷潤人が語る!WBCバンタム級V2戦の自信と未来
2025年1月6日、WOWOWで放送される『エキサイトマッチSP』で、中谷潤人(26歳、M.T)が自身のWBC世界バンタム級タイトルマッチを解説します。特に、10月14日に東京・有明アリーナで行われた挑戦者ペッチ・ソー・チットパッタナ(30歳・タイ)との試合についての解説が注目を集めています。
試合の振り返り
中谷はこの試合で、2度のダウンを奪い、6回TKO勝ちを収めました。この試合を振り返る中谷は、「最初から右ジャブが当たったので左を被せやすかった」と述べ、試合の流れを自らのリズムで運んだことを強調しました。バンタム級では日本人選手が主要4団体のタイトルを独占している現状を受け、「誰と戦ってもおもしろい試合になると感じている」と統一戦への意欲も語っています。
チャンスを逃さない戦略
この試合は、中谷にとって8回目の世界タイトル戦でしたが、特にサウスポーの相手にどのように立ち向かうのかが注目されました。前戦からの期間が短く体がバンタム級に順応しつつあることを自覚し、「ノックアウトを目標に、アクションを増やしたい」との戦略が功を奏したようです。中谷は重心を低くし、距離とタイミングを計りながら冷静に相手を攻撃しました。
試合の結末
6回目のラウンドでは、中谷が左右のパンチを巧みに織り交ぜ、ついにペッチをダウンさせました。ペッチにとっては78戦目での初ダウンであり、「フィニッシュブローが当たったタイミングが絶妙で、効いたと思う」と中谷は振り返ります。この勝利により、中谷は2024年までにKO勝ちを進め、通算戦績を29戦全勝(22KO)に更新しました。KO率は75%超えという優れた数字を記録しています。
未来の展望
バンタム級のタイトルを保持する中谷は、さらなる挑戦を考えています。井上尚弥(31歳、金色のボクサー)との統一戦への期待が高まるなか、中谷は「チャンピオン同士での統一戦を実現させたい思いがある。特に西田選手が僕の名前を挙げてくれたことを意識している」とのコメントを残しました。また、井上との対決に向けて「将来パウンド・フォー・パウンドのトップになりたい」と意欲を見せています。
次の試合に向けて
中谷の次戦は2024年2月24日、WBC6位のダビド・クェジャル(23歳・メキシコ)との防衛戦が東京・有明アリーナで行われる予定です。クェジャルは28戦全勝(18KO)の実績を持つ強敵ですが、中谷はすでに「すべてにおいてコントロールして勝ちたい」という決意を表明しているので、期待が高まります。
最後に
中谷潤人の試合は2025年1月6日、WOWOWで放送される『エキサイトマッチSP』内で視聴可能です。この番組では他にも那須川天心対ジェルウィン・アシロの試合や田中恒成の防衛戦も見逃せません。ファンにとって興味深い戦いが目白押しですから、ぜひお見逃しなく!