被爆80年プロジェクト
2024-12-26 19:31:50

被爆80年を迎える2025年、次世代に想いをつなぐ新プロジェクト始動

被爆80年プロジェクトが始動



2025年、被爆80年を迎えるにあたり、テレビ新広島とテレビ長崎が共同で新たなプロジェクトを立ち上げることを発表しました。この取り組みは、被爆者の想いを次世代に伝え、つなげていくことを目的としています。

被爆者の平均年齢が85歳を超え、多くの被爆者が「10年後には私たちはいないかもしれない」と語っている現状を受け、このプロジェクトでは多様な形式で被爆者の体験やその思いを発信していくことが計画されています。

「つたえる つなげる」をテーマに



このプロジェクトは「つたえる つなげる」というテーマのもと、さまざまなアプローチで展開されます。特に注目すべきは、俳優の上白石萌音さんと水上恒司さんによるインタビュー企画です。この企画では、彼らが若者の代表として、多くの被爆者の方々に直接インタビューを行い、その声を全国へ伝えます。この初回放送は、2024年1月9日(木)の『TSSライク!』で予定されています。

手形に込める想い



また、手形を使った新しいプロジェクトも進行中です。個々の手形を使って制作されるアートは、平和への想いや願いを込めたものになります。参加者の手形を集め、最終的にはそれを一つの大きなアートオブジェクトにまとめる予定です。このプロジェクトはSNSを通じての拡散も意図しており、国内外から手形を集め、平和の輪を広げていくことで、より広範な共感を得る狙いがあります。

ドキュメンタリーの再放送



テレビ新広島自身の取り組みも充実しています。1978年に放送を始めた被爆に関するドキュメンタリー番組のアンコール放送を、2025年には年間を通して行い、多くの人々にこれまでの放送を再度見てもらえる機会を提供します。これにより、被爆の歴史や被爆者の活動を改めて考えるきっかけを作ります。

世界への発信



さらに、2024年にも被爆に関する特集やニュースは、英語の字幕をつけてウェブで配信する計画も進んでいます。国内外の大学と連携して翻訳作業を行う「次世代被爆継承プロジェクト」により、広島の実情を世界に向けて伝え、国際的な理解を深めていくことを目指しています。

プロジェクトは、地域の歴史を振り返りながら行われるものであり、より多くの人々にその重要性を再認識してもらうことになるでしょう。被爆地の放送局としての役割を果たし、被爆者の壮絶な思いを後世に残すための活動が、ますます注目を集めています。これからのイベントや特集に、ぜひご期待ください。


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