退職代行サービスが増加する理由
近年、新卒社員からの退職代行サービスの利用が急増しています。この現象は一体何を物語っているのでしょうか。2025年4月6日の日曜日、ABEMAで放送された『ABEMA的ニュースショー』では、このトピックに鋭く迫りました。現在の働き方に対する考え方や感情、そしてそれがどのように退職代行サービスの利用につながっているのかを見ていきましょう。
新卒社員の依頼が急増
放送の中で、退職代行サービス「モームリ」を運営する谷本慎二代表が、新卒社員からの依頼が増加している状況を語りました。彼の言葉によれば、4月3日には20名、翌4日には13名もの新卒社員が退職代行を利用しているというのです。その理由として、「入社前と後で実態や契約内容が異なっていた」という乖離が多くの新入社員を悩ましているようです。実際に寄せられた退職理由は、入社後に突然の休日出勤の必要が課されていたり、求人票と実際の給与に大きな差があったりと多岐にわたります。
退職代行の実態を探る
具体的な事例として、ある新卒社員は「入社前にはそのような説明を一切受けていなかった」と語り、別の社員は実際の基本給が最低賃金を下回っていることに驚きを隠せない様子でした。また、チームメンバーが不親切で、助けを求めると逆に叱責されたという声もありました。これが原因となり、退職代行サービスの利用に至るケースが多くみられます。
企業のサインを見逃すな
急増する退職代行の背景には、企業側にも何らかの問題があるのではないかという指摘もあります。番組の出演者たちは「企業が求める理想と現実にギャップがあることをサインとして受け取るべきだ」と口々に語りました。千原ジュニアさんは、退職を選ぶ新卒社員の決断を「ちゃんとしている」と評価し、その背景にある原因を真摯に考えなければいけないと訴えました。
新しい働き方の模索
新卒社員たちは、4日での退職を「あまりにももったいない」と考える一方で、「入社に際して言われていたことが違う」とリアルな職場の雰囲気を受け入れられず、退職代行を頼るケースが増えているという実情を示しています。今後は、企業と個人とのコミュニケーションの重要性がより一層求められ、その改善が進まなければなりません。
まとめ
『ABEMA的ニュースショー』の放送は、退職代行が増加する理由を様々な角度から掘り下げており、働く環境の変化に向き合う貴重な機会となりました。今後もこのテーマに注目し、働き方のあり方について考えるきっかけになれば幸いです。気になる方は、ぜひABEMAで放送をチェックしてください。