愛知県豊田市、Locipoアプリで地域情報発信開始
名古屋市に拠点を構える東海エリアのテレビ局、東海テレビ、中京テレビ、CBCテレビ、メ~テレ、テレビ愛知の5局が共同運営する動画・情報配信サービス『Locipo』が、愛知県の豊田市と連携を開始しました。この取り組みは2023年9月1日から始まり、地元の情報を迅速に発信する役割を果たします。
昨年から名古屋市、そして今年8月から岐阜県七宗町との連携を経て、豊田市もこのネットワークに加わったことで、現在は計3つの自治体がLocipoを通じて情報を発信しています。地域の広報を助けるこのシステムでは、愛知県豊田市において、担当者がパソコンで入力した情報が、即座に地上波のデータ放送とLocipoアプリに表示されます。
地域住民への迅速な情報提供
この仕組みは、日常的な広報情報だけでなく、緊急時には災害や避難所情報など、住民に必要な情報をタイムリーに届けることが可能です。地上波データ放送へは、テレビリモコンを使って簡単にアクセスでき、Locipoアプリは、AndroidやiOSの各アプリストアからダウンロードして利用することができます。
このように、豊田市はデジタル技術を活用して地域情報の発信を強化しており、住民の安全を第一に考えた取り組みです。Locipoを利用することで、住民はテレビやスマートフォンから身近な情報を手軽に得ることができるようになります。
他地域との違い
他の地域でもテレビ局が自治体情報をデータ放送で提供しているケースはありますが、多くの場合は1局だけでの取り組みが一般的です。それに対し、今回の東海エリアの連携モデルは、複数の局による協力で地域全体をカバーする先進的な試みとして注目されています。
Locipoを共同で運営する5局は、愛知県だけでなく、岐阜・三重を含めた広いエリアでの情報提供を目指しており、地域の自治体との連携を積極的に進めています。視聴者にとって、テレビとアプリの双方から地域の情報をしっかりと受け取れることは非常に価値があると言えるでしょう。
Locipoの魅力
Locipoは、地域のエンタメ・グルメ・お出かけ情報などのコンテンツに加え、見逃し配信などのサービスも提供しています。ユーザーは、求める情報に合わせて柔軟に活用できるため、非常に使い勝手の良いプラットフォームです。また、公式サイトやアプリの更新頻度も高く、トレンドに即した情報をいち早く手に入れることができる点も大きな魅力です。
兵庫県や福岡県など、他の地方でもジワジワと広がっているLocipoの取り組み。今後も地域との連携を深め、情報発信を強化していくことでしょう。