伝統芸能の安全講習
2025-02-17 10:58:18

伝統芸能の安全を守る!新たな講習会が新宿で開催されます

伝統芸能従事者向け安全講習の開催



伝統芸能に従事する人々は、日々の公演や稽古の中で様々なリスクにさらされています。重い機材や照明、高座など、高度な技術と安全意識が求められる環境での活動は、時として事故や怪我を引き起こすことにもつながります。そんな中、伝統芸能界では高齢化が進み、担い手の不足や舞台数の減少が顕著になっています。このような背景から、現場で安全対策を学ぶ機会が減少していることが問題視されています。

そこで、株式会社生活と舞踊は2025年2月28日(金)、東京都四谷にて初となる「伝統芸能従事者のための安全講習」を開催することを発表しました。この講習は、一般社団法人日本芸能従事者協会の協力を得て行われ、目指すのは従事者が安心して働ける環境を提供することです。

講習の内容


この講習は、芸能界における安全対策や労災保険の理解を深めることを目的としています。具体的には、以下の内容が予定されています。
  • - 舞台や稽古場に潜むリスク:過去の事故例をもとに、安全対策を講義。
  • - 安全衛生法律の知識:公演主催者が知っておくべき法律やガイドラインの紹介。
  • - 労災保険の活用:令和3年から施行された、芸能従事者向けの労災保険についての詳細。
  • - 他業界の取り組み:演劇界や映画界における安全衛生の先行事例を学ぶセッション。

懸念される現場の実態


講習に先立ち、伝統芸能従事者を対象としたアンケートを実施し、現場の実態を把握しています。例えば、事故や精神疾患の原因として、「師弟関係で自由に意見が言えないこと」や「長時間労働」などが挙げられています。また、舞台組み立て中の事故や、師匠からのパワハラの具体例も報告されています。

開催場所と時間


講習は、デジタルとリアルを組み合わせたハイブリッド開催で、会場は「TIME SHARING 四谷9A」。2025年2月28日の18:30から20:30の間で行われます。会場は四谷三丁目駅から徒歩1分の好立地です。

講師陣


講習では、業界の安全を専門とする講師が登壇します。代表的な講師には、俳優であり一般社団法人日本芸能従事者協会の代表理事を務める森崎めぐみ氏がいます。彼女は多くの作品に出演し、業界内での影響力を持っています。また、産業医の弥富耕平氏も参加し、医療面からも安全対策を支援します。

申込方法


参加希望者は、講習会や取材に関する問い合わせも含め、株式会社生活と舞踊までご連絡をお願いします。定員に限りがあるため、早めの申し込みをおすすめします。この講習を通じて、伝統芸能従事者がより安全にお仕事を続けられるよう、一歩踏み出しましょう。


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