APPLE TREE株式会社が日本代理店として取り扱う新しい3Dプリンター「Bambu Lab H2C」が発表されました。このモデルは廃材削減と高精度印刷を両立させた画期的なマルチノズル3Dプリンターです。
H2Cの特長
H2Cは最大7本のノズルを使い、多色・多素材印刷を効率的に行うことができます。これにより、従来の方法でのノズル交換によって発生していた廃材を大幅に減少させることができ、環境に配慮した印刷が実現します。また、Vortekシステムのおかげで、各ノズルに最適なフィラメントが自動で割り当てられ、精密な印刷が可能です。この機能により、複雑なモデルも一体成形でき、プロトタイプ制作から実用部品の製造まで、幅広いニーズに応えることができます。
ワイヤレスホットエンドの効率性
一つの注目すべき技術が、ワイヤレスホットエンド交換機構です。この設計により、複数の素材や色を短時間で柔軟に切り替えることができ、接続の不安定さを排除します。従来の接触式金属ピンではなく、コンタクトレスの設計を採用することで、酸化や接続の不安定を防止。高周波接続によって、精密な温度制御とノズルの同期が可能となり、複雑な印刷でも安定した作業が可能です。
AI技術による安定した造形
H2Cは59個のセンサーとAIカメラを搭載しており、印刷中のトラブルをリアルタイムで検知します。フィラメントの詰まりや温度変化も自動で補正されるため、高度な多色・多素材プリントでも安定した造形品質が確保されます。この機能により、操作する人の負担も軽減され、長時間の連続印刷も安心です。
高性能素材への対応力
さらに、H2Cは最大350℃のノズル温度と65℃の加熱チャンバーを実現しており、高温・高性能素材での長時間安定した印刷も可能です。耐熱性や耐衝撃性が求められる試作や少量生産品にも対応しており、さまざまな用途に役立つ存在となっております。
価格と発売時期について
H2Cの具体的な価格や発売開始時期については現在調整中とのことです。決まり次第、APPLE TREEの公式サイトやメールマガジンでの告知があるので、興味がある方はぜひチェックしてください。
会社概要
APPLE TREE株式会社は、3Dプリンターやスキャナーの販売・保守を行っており、様々な3D関連サービスを提供しています。大阪本社と東京支社があり、業務が円滑に行われるようになっています。詳細はAPPLE TREEの公式ウェブサイトを、各種製品については関連リンクを参照してください。