CDPスコア向上の秘訣
2024-12-17 12:33:21

日本化薬、エスプールブルードットグリーンと共にCDPスコアを向上

日本化薬、エスプールブルードットグリーンと共にCDPスコアを向上



日本化薬株式会社は、環境経営の重要性を認識し、サステナビリティの観点からCDP(Carbon Disclosure Project)スコアの向上に取り組んでいます。この度、東京都千代田区に本社を置く株式会社エスプールブルードットグリーンの支援を受けることとなり、さらにその実績が注目されています。

投資家の期待に応えるために



日本化薬は、自社の事業が環境に及ぼす影響を最小限にすることを目指しています。具体的には、自動車安全部品を中心とする「モビリティ&イメージング事業領域」など、三つの事業領域で事業展開を行っています。しかし、外部への情報開示に関しては、投資家や株主が本当に求めている内容を把握できずにいたことが課題でした。加藤芳則執行役員は、この問題について「我々は何を開示するべきか、何を求められているのかを明確に理解していなかった」と語ります。

エスプールとの協力による成長



日本化薬は2016年から2020年にかけて、自力でCDPの質問書に回答していましたが、実際には設問の意図に合致した内容が提供できていなかったことも認めています。エスプールブルードットグリーンは、こうした課題に豊富なノウハウを持ち、設問の意図や必要なデータ収集の方法を丁寧に指導することで、日本化薬のCDPスコアの向上に寄与しました。支援が始まった初年度にはスコアが「B-」から「B」に、翌年には「A-」へと進化を遂げたのです。

社内の意識改革と施策の進展



この成果によって、日本化薬はCDPスコアを単なる点数とせず、株主総会での公表などを通じて外部へのアピールに活用しています。また、社内においても環境経営の重要性が認識され、経営企画部やコーポレート・コミュニケーション部と連携しながら開示を進める姿勢が強化されているとのことです。このような内外の理解の進展は、今後の持続可能な経営につながるものと期待されています。

新たな課題と未来への取り組み



現在、日本化薬は2030年に向けてさらなる挑戦にも取り組んでいます。特にScope3における算定や目標設定が重要な課題となっています。中国やインドに多くのサプライヤーを持つ同社にとって、原料データの収集には苦労が伴いますが、その解決に向けた努力が進められています。エスプールブルードットグリーンとの新たな取り組みとして、TNFD(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures)開示の準備も始めており、ダブルマテリアリティの概念に則った持続可能性への対応を進めているのです。

結論



日本化薬のCDPスコア向上は、エスプールブルードットグリーンとの協力によって実現した成果であり、サステナビリティに向けた取り組みが社外、社内ともに高まっています。今後も、持続可能な経営を目指し、さらに進化を続ける日本化薬に注目が集まります。


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