大阪・関西万博に対する令和の若者の関心を探る
2025年に開催される「大阪・関西万博」がスタートしてから、早くも一ヶ月が経過しました。会場では連日多くの来場者が見られ、入場やパビリオンの前で長い行列ができる光景もよく目にします。開幕前に抱かれていた懸念も少しずつ薄れつつあるようです。しかし、令和の若者はどの程度この万博に興味を抱いているのでしょうか?
調査概要
今回は、株式会社ワカモノリサーチが運営する「放課後NEWS」にて、15歳から20歳の高校生を対象に「大阪・関西万博に行ってみたいか」という問いで調査が行われました。この結果を一部ご紹介します。
若者の54.9%が「万博に行ってみたい」と回答
調査において、54.9%の若者が「万博に行ってみたい」と答えました。特に多く寄せられた意見には、「ミャクミャクに会いたい」「ミャクミャクグッズが欲しい」といった、可愛らしいキャラクターへの期待が見て取れます。開幕前には否定的な意見が目立ったものの、実際にはミャクミャクは若者の心をつかむ存在のようです。
また、SNSや動画配信プラットフォームの影響も大きいようです。「好きなインフルエンサーが訪れていたから」という声や、「TikTokで楽しそうな映像を見たから」という理由で興味を持ったという若者が多数いました。若者に人気のインフルエンサーやYoutuberの情報が、直接的に万博への関心を引き起こしていることがわかります。
しかし45.1%が「行ってみたくない」と回答
逆に、45.1%の若者は「万博に行ってみたくない」と回答しました。その理由の多くは、「値段が高すぎる」「高くて払えない」との金銭面に関するものでした。具体的には、1杯2000円のラーメンや3850円の「えきそば」など、報道されている価格設定に対する不満が多く聞かれました。
このような高額な食事代は、若い世代の金銭感覚とはかけ離れていると感じているようです。また、万博のエリアで発生したメタンガス検知のニュースも影響しているのか、「万博に行くのが怖い」といった意見も少なからず見受けられました。
結論と今後の注目
今回の調査結果から、令和の若者が大阪・関西万博に対して持つ興味や懸念が浮き彫りになりました。人気キャラクターの存在は若者の関心を引きつける一方で、入場料や食費の高さは大きな壁として立ちはだかっています。今後、万博が若者にどのような魅力を提供するのか、またその反応がどう変わるのか注目が集まります。
調査の詳細については、
放課後NEWSのサイトでご覧いただけます。また、ワカモノリサーチでは独自の調査方法で若者の声を収集し、マーケティング戦略に活用しています。是非そちらもご確認ください。
調査期間:2025.4.24〜2025.5.10
調査機関:株式会社ワカモノリサーチ
調査対象:全国15歳〜20歳の男女
有効回答数:213名
調査方法:インターネットリサーチ