新作歌舞伎『狐花葉不見冥府路行』のBlu-ray&DVDがリリース
京極夏彦のミステリーの世界を歌舞伎という形で楽しめる新作『狐花葉不見冥府路行』が、4月23日(水)にBlu-rayとDVDの形で発売されます。これは京極夏彦が初めて手掛けた歌舞伎作品であり、彼のファンにとってはまさに待望のリリースです。
魅力的なキャストによる新たな挑戦
この歌舞伎作品では、名優・松本幸四郎が主人公の中禪寺洲齋を演じます。中禪寺洲齋は京極夏彦のデビュー作『姑獲鳥の夏』の主人公、中禅寺秋彦の曾祖父にあたる人物です。この作品は「亡霊の解決」をテーマにしつつ、幽霊事件を解き明かしていく中禪寺の物語が描かれています。松本幸四郎は「京極さんの作品を歌舞伎で上演することは“夢のまた夢”だと思っていた」と語り、その意気込みにはファンも胸躍る思いです。
幻想的な舞台設定
『狐花』は江戸の幽霊事件を舞台にしており、一面に広がる彼岸花が怪しくも美しい舞台装飾として表現されています。衣装も京極夏彦の独特の世界観を反映したものとなっており、幻想的な空間で「京極夏彦ワールド」が展開されます。美しき青年・萩之介(中村七之助)を中心に次々と襲いかかる悲劇が描かれ、観客はその魅力に引き込まれます。
スペシャルインタビューを収録
Blu-rayとDVDには京極夏彦と松本幸四郎のスペシャルインタビューが収録されています。京極のインタビューは、作品が生まれた京極邸の書斎で行われ、小説と舞台台本の違いや制作に際しての工夫について語られています。松本幸四郎のインタビューでは京極作品への思い、稽古の様子、さらには幽霊の存在についてまで多岐にわたる興味深い話が飛び出します。
限定特典が盛りだくさん
このBlu-rayとDVDには、筋書の縮刷版も同梱されており、作品の深まりを感じさせます。また、外装特典としてアウターケースも用意されており、見た目にもこだわったアイテムと言えるでしょう。きっとファンには嬉しいセットとなっています。
商品詳細
- 価格:12,100円(税込)
- 本編:約163分
- 映像特典:約26分も収録
- 価格:12,100円(税込)
- 本編ディスク1:約82分
- 本編ディスク2:約81分、映像特典約26分も収録
この新作『狐花葉不見冥府路行』を通じて、京極夏彦の深い魅力を存分に堪能してください。そして、この新たな挑戦を見逃さないでください。
まとめ
最新のBlu-rayとDVDで新作歌舞伎『狐花葉不見冥府路行』が体験できることは、歌舞伎ファン、京極夏彦ファンの両方にとって特別な瞬間となります。今までにない新しい試みを楽しみに、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。