ファミリーマート、食品ロス削減の新たな試み「涙目シール」を全国展開

ファミリーマート、食品ロス削減の新たな試みを展開！

株式会社ファミリーマートが、2025年の全国展開を見据え、「涙目シール」を導入します。「涙目シール」は、身近なおむすびや弁当を含む中食商品に使用され、消費期限が迫った商品にメッセージやイラストを添えることで、食品ロスを削減しようという取り組みです。

消費者とともに取り組む食品ロス削減

「涙目シール」には、「助けてください」といったメッセージが添えられた可愛らしいキャラクターが描かれており、消費者に感情的に訴えかけます。これは、「食品ロス」に対して人々が無関心でないように、視覚的にも印象を残すと同時に、お客さまに積極的に購入を促す意図があります。実装されたデザインは、消費者モニターからのフィードバックをもとにし、より共感を得られる内容に仕上げられています。

過去の実証実験では、デザインやメッセージが好評であったことが確認されており、今回の全国展開に向けて更に大きく、わかりやすい形に改善されています。

2時間延長でお得な購入機会を提供

また、今回の取り組みでは、おむすびや弁当、寿司など、約70品目の消費期限を2時間延長することが実施され、消費者にとっての購入機会を増加させつつ、食品ロス削減にも直結する見込みです。この2時間の延長は、店舗における消費期限の管理を見直すことで実現しています。これにより、商品がより新鮮で美味しく提供されることが期待されています。

環境へのコミットメント

ファミリーマートは、環境への配慮から「ファミマecoビジョン2050」という中長期目標を策定しています。食品ロス削減においても積極的な取り組みを行っており、2023年度には既に28.9%の削減実績を上げています。今後は2030年までに50%、2050年までには80%の削減を目指すという目標も掲げ、その実現に向けた活動を強化しています。

「涙目シール」の全国展開は、消費者が直接参画できる食品ロス削減の新たな手段として、注目を集めています。全ての業界での持続可能な未来に向かって、ファミリーマートがどのように変革を遂げていくのかが楽しみです。これからの動きにぜひご注目ください。