和歌山のバイオマス発電所
2025-08-21 14:43:08

再生可能エネルギーの新たな拠点、和歌山御坊バイオマス発電所が商業運転開始

和歌山御坊バイオマス発電所、商業運転開始



大阪ガス株式会社を中心とする合同会社が本日、和歌山御坊バイオマス発電所の商業運転を開始しました。このプロジェクトは、大阪ガス、株式会社エネウィル、そしてSMFLみらいパートナーズが共同出資して進められており、国内でのバイオマス発電の拡大を目的としています。

発電所の概要


和歌山御坊バイオマス発電所は、和歌山県御坊市の県有地と市有地に設置されている施設で、発電容量は5.0万kWです。使用される燃料は木質ペレットやPKS(パームカーネルシュラップ)で、約70,000m²の広大な敷地に立地しています。大阪ガスの100%子会社であるDaigasガスアンドパワーソリューションが技術支援を行い、高い運営効率を実現しています。また、この発電所が商業運転を開始したことで、Daigasグループは国内で合計8ヶ所のバイオマス専焼発電所を稼働させており、総発電容量は約45万kWに達しました。

安定供給の重要性


バイオマス発電の大きな強みは、その発電が天候や時間に左右されない点にあります。これにより、電力供給の安定性が向上し、需要に応じた電力供給が可能となります。Daigasグループは、これまでの運営経験を基に各発電所の安定した操業を続け、地域のエネルギー供給の一翼を担っています。

未来のエネルギー目標


Daigasグループは、2050年のカーボンニュートラル達成に向け、再生可能エネルギーの導入を加速させる計画です。2030年度までに自社開発や調達によって再エネ普及貢献量を500万kWに拡大することを目指しており、現在の普及貢献量は376万kW。これからも、低炭素社会の実現に向けた取り組みを強化していく方針です。

バイオマス発電所一覧


Daigasグループでは、すでに複数のバイオマス専焼発電所を運営しており、以下のような発電所があります。
  • - 松阪木質バイオマス発電所 (0.2万kW, 2018年1月開設)
  • - 市原バイオマス発電所 (5.0万kW, 2020年12月開設)
  • - 徳島津田バイオマス発電所 (7.5万kW, 2023年12月開設予定)
  • - 広畑バイオマス発電所 (7.5万kW, 2023年12月開設予定)
  • - 日向バイオマス発電所 (5.0万kW, 2024年10月開設予定)
  • - 愛知田原バイオマス発電所 (7.5万kW, 2024年11月開設予定)
  • - 袖ケ浦バイオマス発電所 (7.5万kW, 2025年7月開設予定)
  • - 和歌山御坊バイオマス発電所 (5.0万kW, 2025年8月開設)

これらの発電所により、安定的な電力供給を通じて地域経済にも貢献しています。今後のDaigasグループの成長と、再生可能エネルギーの普及が非常に期待されます。


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