摂南大学での関西ネットワークシステム定例会
2025年3月8日、摂南大学の寝屋川キャンパスにて「第81回関西ネットワークシステム定例会」が行われました。これは、産学官民連携をテーマにした重要なイベントで、約220人が集まり、意見交流やプレゼンテーションが行われました。主催は関西ネットワークシステム(KNS)で、共催には地域総合研究所が名を連ねています。
定例会の概要
本イベントは、午後1時から夜8時まで行われ、基調講演、活動紹介、プレゼンテーション大会、そして参加者同士の交流会が行われました。特に注目すべきは、産学官民から集まったメンバーのうち65組による大規模なプレゼンテーションで、摂南大学からは教職員と学生を含めた17名が登壇しました。多様な分野からの発表が一堂に会し、参加者たちに新たなインスピレーションを提供しました。
基調講演のハイライト
基調講演では、摂南大学の佐久間信至副学長が「企業人/大学人としての産学連携」というテーマで発表しました。佐久間教授は第一製薬での15年、そして摂南大学での21年の経験を基に、企業と大学の連携について語りました。彼は「異なる文化や目標を持つ両者が協力することで、革新的な成果を達成できる」と力強く訴えました。
プレゼンテーションの多様性
また、プレゼンテーションの中では、住環境デザイン学科の川上教授と生命科学科の松尾教授が進行する「光合成建築プロジェクト」が興味を引きました。このプロジェクトでは、植物の光合成の技術を建築に応用し、環境に優しい建物を目指しています。さらに、薬学科の岡田高尚さんが発表した「摂南バニラコーラプロジェクト」では、昔ながらの漢方を使用したクラフトコーラの開発が紹介されました。
現代社会学科の学生たちによる「まちライブラリープロジェクト」では、地域におけるユニークな図書館の取材結果を共有し、参加者たちに新たな視点を提供しました。これらのプレゼンテーションは、異なる分野の知識が交差する貴重な機会として受け入れられました。
参加者の感想
参加者たちは、学生の発表が新鮮で刺激的であったとの声を上げ、さらに企業と学生との意見交換の場としての重要性を感じたと語っています。プレゼンテーション後の交流会では、異なる業界の人々との意見交換が盛り上がり、和やかな雰囲気の中で交流が深まりました。
まとめ
関西ネットワークシステム定例会は、異なる立場の人々が集まり、産学官民の連携を強化するための重要なプラットフォームとなっています。今後も、摂南大学は地域との連携を深め、社会に貢献する取り組みを進めていくことでしょう。