香りと音楽の新たな融合、ファビオ・ルイージの「7つの封印の書」オードパルファン
クラシック音楽を香りで楽しむ新しい試みに、音楽の巨匠ファビオ・ルイージが挑戦しています。2026年9月12日・13日にNHKホールで行われる特別演奏会に合わせて発表される香水「7つの封印の書 オードパルファン」は、シュミットの名作を基にしたもので、音楽と香りが融合する独自の体験を提供します。
この香水は、フランツ・シュミットが晩年に完成させたオラトリオ《7つの封印の書》にインスパイアされたもの。ルイージ自身が指揮を執る演奏で、作品の精神性や美しさを一つの香りとして体現。従来の香水とは一線を画す、音楽の持つ感情を香りで感じる新たな体験ができるのです。
音楽を香りで体験する特別な試み
La Nuit parfumというフレグランスブランドは、これまでにも数多くのクラシック作品を香水として表現してきました。ラヴェルやバッハなど、著名な作曲家の作品を香りに変えることで、音楽の持つ深いメッセージを届けてきました。新作「7つの封印の書」は、彼らが手掛けた初のパートナーシップであり、ファビオ・ルイージの芸術的視点が色濃く反映されています。
ルイージの香水作りは、彼の演奏歴からも少なからず影響を受けており、音楽の持つダイナミズムと香りの構造を巧みに融合させました。彼が称賛するシュミットの後期ロマン派的美学を、香水という形で新たに表現することへの挑戦がここにあります。
香りの詳細とその魅力
「7つの封印の書 オードパルファン」は、具体的な香調も非常に興味深いものです。トップノートにはパインニードル、ラベンダー、そしてローズマリーが配合され、清々しい印象を与えます。この香りは、シャープでながらも心を落ち着けるアロマを感じさせ、聴覚的に嬉しい音楽を思い起こさせるでしょう。
続くミドルノートには、ネロリやイランイラン、ローズゼラニウムなどの華やかな香りが控えており、心に安らぎを与えつつ、しっかりとした存在感を発揮します。そしてラストノートには、タバコ、オークモス、サンダルウッド、ムスクが含まれており、深く静謐な余韻を残します。この香りは、フランツ・シュミットの作品の持つ宗教的な荘厳さや知性を体現しています。
ファビオ・ルイージはこの香水について、音楽と香りの共通点を強調しています。「どちらも直接脳に届き、感じるものです。私の香水作りには、バランスを重視しています。天然香料を贅沢に使い、品質を第一に考えています」と述べています。彼の哲学を反映したこの香りは、聞く作品を超えて、その空間全体を表現するような神秘的な体験を提供します。
発売と販売情報
この香水は、2026年9月12日・13日にNHKホールで行われる指揮者ファビオ・ルイージの特別公演にて先行販売されます。公演に参加する方のみが購入できる特別な機会となっており、数量限定です。また、演奏会終了後には伊勢丹新宿店で開催される香水催事でも販売が予定されています。
この香水は、単なるフレグランスではなく、音楽と香りの交差点に立つ一つのアート作品とも言えるでしょう。音楽を愛するすべての方々にとって、特別な体験となるこの機会をぜひお見逃しなく。