不登校を乗り越える希望の物語「不登校わずVOL.9」奈良で開催

不登校という言葉が普及する中、その背景にある子どもたちや家族の苦しみには多くの人が気づいていないかもしれません。そんな中、NPO法人ろーたすが主催する「不登校わずVOL.9」が、奈良県大和高田市で初めて開催されます。このイベントは、不登校を経験した卒業生が自身の物語を語り、今なお悩んでいる保護者や支援者に向けて、希望と実践的な知見を提供することを目的としています。これまでの開催は大阪や豊中、吹田などで行われ、参加者の約90%が「とても満足」と回答するほどの人気イベントです。

イベントの概要

「不登校わずVOL.9」は、2025年9月27日（土）14:00から、奈良県大和高田市にある市民交流センターコスモスプラザで行われます。参加費は無料で、事前申込が必要です。主催するNPO法人ろーたすと、支援協力を行う大和高田市不登校等親の会「ふらっと♭」との連携によって、地域の不登校家庭の支援が進められます。

内容

イベントでは、不登校経験者が自らの体験を通じて「自分を認めて前進した物語」を語り、その後保護者向けの座談会や地域課題に関するディスカッションが行われます。このような機会を通じて、不登校を乗り越えた若者たちの生の声が計り知れない勇気の源になることでしょう。

参加者の声の中には「卒業生の話で希望が湧いた」「不登校の自分を認めて楽になった」といったものがあり、これらの経験は多くの人々に共感を呼び起こします。また、専門家を交えない共感型のディスカッションは、保護者同士の関係をより深める良い機会になるでしょう。

不登校の現状と家庭への影響

文部科学省2023年度のデータによると、日本には不登校児童生徒数が約29.9万人に上ります。この数字は年々増加傾向にあり、悩みを抱える保護者も増えてきています。犠牲になるのは、自由を求める子どもたちだけではありません。親子関係や進路問題で悩む保護者にとっても、これは大きな負担です。そうした中で「不登校わず」は、フリースクールを卒業した若者たちの体験を通じて、見守る大切さや好きなことに寄り添う具体的な関わり方を伝え、希望と勇気を与えようとしています。

地域密着イベントとしての意義

奈良初開催となる「不登校わずVOL.9」では、地元「ふらっと♭」との連携が大きな特徴です。地域の特性に合わせたトークやディスカッションを通じて、大和高田市の不登校事情（例：進学圧力）に特化した内容が展開されます。このような地域密着型のイベントは、参加者同士のつながりを強め、地域全体で不登校問題に立ち向かう力になります。

お問い合わせと申込

興味を持たれた方は、事前に申し込みを行うことが必要です。参加希望者は、次のリンクから申し込みフォームにアクセスしてください：申し込みフォーム

また、取材を希望されるメディア関係者も、開催当日に卒業生や保護者のインタビュー、写真撮影が可能です。詳細については、080-3319-2979までご連絡を。

不登校をここから乗り越え、未来へと進む希望の物語を、一緒に紡いでいきましょう。