日米交流で描く未来
2025-10-26 22:22:26

日米リーダーシップ・サミットで描く持続可能な未来、次世代の交流の枠組みを探る

日米リーダーシップ・サミットが描く持続可能な未来



2025年10月6日、カリフォルニアから訪問団が大阪に到着した。彼らを迎えたのは日米姉妹都市協会(JUSSCA)が主催する「日米リーダーシップ・サミット」。このサミットは、SDGsや持続可能な未来をテーマに、4つの都道府県を巡りながら、都市の未来についての対話を深めるための場となっている。

万博の熱気に包まれた初日



初日のプログラムは、大阪で開催中の関西万博(Expo 2025 Osaka)の視察から始まった。最先端の展示や国際色豊かな来場者の熱気を体験した訪問団は、自然と議論がスマートシティの文脈に向かって進展する様子が見られた。夜には、大阪市内のホテルで地元の市長たちによるレセプションが開かれ、カリフォルニアとの具体的な課題や未来像について意見が交わされた。

JUSSCA会長の小山田真は、サミットに込めた思いを語り、両国間で450件を超える姉妹提携の存在や、2025年が姉妹都市締結70周年を迎えることへの期待を表明した。「持続可能な姉妹都市交流を全国レベルで支援し、サブナショナル外交をさらに促進したい」と彼は続けた。

夜のレセプションでは、アントニー・アルジェイミー理事長が「万博の複雑で野心的な取り組みを体験することができ、特に天皇皇后両陛下のお姿を拝見できたことは特別な思い出です」と感銘を受けた様子を伝えた。

静岡と山梨でも交流が深まる



その後、訪問団は新幹線で静岡を訪れ、さらに富士の麓で「富士・カリフォルニア・リーダーズ・サミット」が開催された。山梨県内の関係者と共に、地域資源と国際連携の可能性について活発な議論が繰り広げられた。特に、米倉山のグリーン水素施設を視察し、ゼロカーボン農業への移行に関するアイデアが次々とスケッチされた。

このような交流の重要性は、各市長からも強調され、特にバークレー市のアデナ・イシイ市長は「日本のエネルギー転換の取り組みが、バークレーにおいても参考になる」と指摘し、サステナビリティの観点からも両国の連携が必要だと述べた。

東京での総まとめ



サミットの最終日、東京の国連大学では「AI & Smart Cities for a Sustainable World」をテーマにした本会議が行われた。小池百合子東京都知事や河野太郎元大臣らが壇上に立ち、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを紹介した。スピーチでは、都市間の連携が抑えるべき課題となり、それぞれの自治体が持つ特色を活かした未来展望が語られた。

結びに向けて



全体を通して、訪問団は「地域から世界を変える」という共通の理念を持ち、持続可能な未来への道筋を探るための対話を重ねてきた。サミット閉幕の際、詩人メイソン・グレンジャー氏が「眺める場所は違っても、結局のところ私たちは同じ海を見ている」と詩を詠み、参加者全員がこの旗印のもとで新たな一歩を踏み出す決意を固めた。

日米姉妹都市協会(JUSSCA)は、地域から世界を変えるための架け橋となるべく、今後も様々な取り組みを進めていくことを誓った。これからの地域交流の深化に、期待が寄せられる。


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