アルテリアの光ファイバーが大阪のデータセンターに接続
2023年の秋、アルテリア・ネットワークス株式会社は、オプテージが2026年1月に新設予定の「オプテージ曽根崎データセンター」への光ファイバーケーブルの入線が決まったと発表しました。この新しいデータセンターは、大阪の中心部に位置し、地域の通信インフラを一層強化することが期待されています。
心斎橋・堂島エリアに近接
OC1は、心斎橋や堂島といった重要なエリアから約3キロの距離にあり、高度な接続性を持つコネクティビティデータセンターとされています。これにより、公共クラウドサービスや各種通信サービス、IX(インターネットエクスチェンジ)へのアクセスポイントが提供され、ユーザーは効率的なネットワーク環境を利用可能となります。
アルテリアの高速光ファイバーケーブルは、お客様のニーズに応じた柔軟な接続方法を提供し、異なる経路を組み合わせての冗長構成にも対応可能です。この構成により、安定した通信サービスが実現され、万が一のトラブル発生時にも安心して利用できます。
大容量通信「ダイナイーサ」サービス
特筆すべきは、アルテリアが提供する最大400Gbpsの専用線サービス「ダイナイーサ」です。このサービスは、大阪から東京や福岡などの主要都市、さらに国際海底ケーブルに繋がる陸揚局へダイレクトに接続し、低遅延で高品質な通信を提供します。移動体通信キャリアから法人企業まで、多岐にわたるお客様に対してスピーディなサービス提供が実現します。
技術力の背景
アルテリアは、自社に保有する広帯域通信に対応した伝送機器を活用し、光ファイバーの設計や敷設における豊富な経験を持っています。これにより、信号品質と伝送効率を最大限に高め、高いレベルのサービス提供が可能となっています。また、独自のバックボーン回線を活用したネットワーク設計により、通信の安定性が確保されています。
関西圏におけるネットワーク需要の拡大
昨今、関西圏では、データセンターの分散化が進行中です。特に大阪府は、電力供給の安定性や土地の広さ、交通の便の良さから、国内外のIT企業やクラウドサービス事業者から注目を集めています。アルテリアはこの動きに合わせたネットワークインフラの構築に努めており、今後も継続的に市場を拡大していく所存です。
オプテージのコメント
オプテージの河田靖弘常務執行役員は、この光ファイバー入線を大いに喜び、「OC1は、接続性に優れたデータセンターとして、今後とも高品質で信頼性の高いネットワークサービスを提供していきます」と述べています。両社の協力を通じて、地域のビジネス成長を支援することが期待されています。
今後の展望
「ダイナイーサ」を始めとする専用線サービスは、法人向けに強力な通信基盤を提供するものです。今後も、アルテリアは関西エリアでのネットワークインフラの競争力を高め、お客様の多様なニーズに応えるべく努力を続けていくでしょう。これにより、安定した通信環境をお客様に提供し、地域経済の発展に寄与することが期待されます。