映像配信業界のDXを加速する新たなパートナー契約が締結

映像配信業界の新たなスタート

2024年5月、映像配信業界の重要な一歩として、マイシアターD.D.株式会社と株式会社Brushupが新たな販売パートナー契約を締結しました。この契約により、映像配信事業に関連する企業に向けて、Brushupの提供するコミュニケーションプラットフォームが広がります。

業界の課題を解決するプラットフォーム「Brushup」

Brushupはエンターテイメントやクリエイティブ産業向けに設計された業務改善ツールです。利用者は、コメントやファイルのやり取り、校正、デザインレビュー、制作進行管理を一元化し、関係者との間でスムーズに情報を共有できます。これにより、従来の煩雑なプロセスを簡素化し、業務の効率化を図ることができます。

例えば、マイシアターD.D.は約500社の権利元企業からのデジタル配信業務を担当し、10,000タイトルを超える映像作品を提供しています。これまでは、アートワークの監修に膨大なメールを使用していましたが、Brushup導入後はコミュニケーションが円滑になり、業務の進捗も明瞭化されました。この結果、コミュニケーションコストが大幅に削減され、効率的な業務運営が実現しました。

エンタメ市場の拡大とDXの重要性

エンターテイメントとクリエイティブ産業は、急成長している分野です。2022年には世界のコンテンツ市場が135兆円を超え、映像配信業界も2023年には5740億円と推計されています。こうした市場の成長を背景に、経済産業省ではクリエイティブ産業のさらなる発展を図るため、環境整備や構造改革の必要性を訴えているのです。

特に、DXを推進することでクリエイターの生産性向上が期待されています。今回のパートナーシップは、その一助として、映像配信業界が抱える「監修業務の煩雑さ」を解消することを目指しています。ブラッシュアップしたプロセスによって、権利元企業や配信事業者の負担も軽減され、業界全体の生産性が向上することでしょう。

今後の展望

今後、マイシアターD.D.とBrushupは、映像配信に関わるさまざまな企業への導入を進めることで、映像製作や配信のプロセスを最適化していきます。業界全体のデジタル化を支援することにより、クリエイティブな過程をさらに進めていく構えです。

映像配信業界が直面している課題への対策を講じ、より効率的で生産性の高い未来に向けた大きな一歩となるでしょう。今後の展開において、両社の連携がさらなる成果を生むことを期待しています。