留学生のキャリア形成を支援するインターンシッププログラムが全国展開へ
一般社団法人Transcend-Learningは、文部科学省の「留学生就職促進教育プログラム認定制度」に基づくプログラムを更に拡大し、全国の大学に提供することを発表しました。このプログラムは、すでに10以上の大学と連携し、5年以上の実績を持つもので、外国人留学生が日本のビジネス環境で即戦力として活躍するための機会を提供します。
実践的な課題解決能力を養う
本プログラムの中心となるのは、外国人留学生がチームを組んでリアルなビジネス課題に取り組むプロジェクトワークです。例えば、外国人向けの防災マネジメントやインバウンド向けの新サービス開発、京都のブランドプロモーション戦略の立案など、多岐にわたるテーマが用意されています。学生たちは企画立案から最終提案までを経験し、実践的な課題解決能力を身に付けることができます。
フレキシブルな実施形式
プログラムの実施形式は、大学のニーズに応じて対面、オンライン、ハイブリッドと多様です。また、日本語と英語の両方に対応しているため、様々な背景を持つ留学生が言語の壁なく参加できます。このようにして、どのような学生も平等に学ぶことができる環境が整えられています。
大学への包括的なサポート
Transcend-Learningは、参加企業の開拓からプログラム全体の運営、さらには学生の成果報告までを一手に担当します。大学は、学生への告知や募集に協力するだけで、質の高いインターンシップを簡単に提供することができます。また、プログラム期間中には国家資格を持つキャリアコンサルタントとの面談も行うことで、学生一人ひとりに合わせたキャリア形成支援が実現します。
多様な価値観に触れる機会
本プログラムは他大学の学生も参加可能で、日本人学生を含む多国籍チームによるインターンシップも推進されています。ダイバーシティの観点から、多様な価値観に触れながら学ぶことで、学生たちの異文化理解力や多角的な視点を自然と育みます。2025年度には100名以上の学生が参加し、20チーム以上によるインターンシップが実施される予定です。
DJ AWARDの創設
最終発表会では、特に優れた提案を行ったチームや個人を表彰する「DJ (Diversity Jamming) AWARD」が設けられています。この受賞経験は、留学生の就職活動において大きなアピールポイントとなり、企業側からの直接評価を受けることで、就職のチャンスを広げることにも繋がります。
教育の架け橋としての役割
一般社団法人Transcend-Learningは「教育で、国境を越える」をミッションに掲げ、留学生がその能力を最大限発揮できるよう支援しています。学生、大学、企業、地域社会をつなげ、国際交流イベントの企画やグローバル人材育成に取組みながら、留学生の就職率を向上させる成果を上げています。今後もこの取り組みをさらに広げ、より多くの学生に希望を提供していく考えです。