新しいBLSコース『NCLS』が札幌で初開催
2025年11月、北海道札幌市にて看護師のための新たなBLSコース『NCLS』が初めて開催されます。このコースは、急変対応に特化したトレーニングを提供し、看護師や救急救命士がより実践的なスキルを身に着けることを目的としています。日本の医療現場では、急変時の対応は極めて重要ですが、定期的なトレーニングの義務が設けられていないため、個人の判断に委ねられている現状があります。これにより、無脈性電気活動(PEA)に気づけないことや、誤った手技や判断がチームのパフォーマンスを低下させることがしばしばあります。
このような背景から、NCLS(Nursing Care Life Support)コースが開発されました。このコースでは、看護師が急変に対して必要とする知識やスキルを総合的に学ぶことができます。具体的には、患者の評価・判断から二次救命処置のアルゴリズム、気管挿管の介助まで幅広くカバーしています。急変対応が苦手な方や、経験を持つ方まで、幅広いニーズに対応する教育プログラムを用意しております。
開催概要
- - 日程: 2025年11月8日(土)、9日(日)
- - 会場: 札幌市中央区(詳細は申し込み後に案内)
- - 対象: 看護師・救急救命士
- - 主催: コードブルー
- - 取得可能: NCLS修了証
NCLSの特徴は、全国統一のカリキュラムを採用している点です。東京、大阪、名古屋、仙台、神戸などの主要都市で行われる研修と同様の高品質な教育が札幌でも受けられます。さらに、1日で完結し、最新の蘇生ガイドラインに沿った知識を身に付けることができる特長を持っています。心電図の判断や薬剤投与、チームによる蘇生など、一般的なBLS研修では扱わない内容も含まれています。
この研修では、急変の予防に関する知識も学べるため、フィジカルアセスメントや臨床推論のスキル向上にも寄与します。特に、ICUや一般病棟、クリニックなどの実際の現場に即したシナリオを用意し、即実践に繋がるような内容となっています。
おすすめの方
以下のような方々に特におすすめです:
- - 急変対応の経験がない看護師
- - BLSだけでは不安で、より実践的な急変対応を学びたい看護師
- - ACLSを受講したいが、スケジュールや条件が合わない医療従事者
- - クリニックや在宅医療に携わる方で、一次対応から二次救命処置まで学びたい方
- - BLS教育に関わる医療従事者
- - ICLS/ACLSインストラクター
申し込み方法
詳細や申込ページは
こちらからご覧いただけます。定員に達し次第締切となるため、早めの申し込みをおすすめします。札幌以外の地域でも開催されているため、他の都市を選ぶことも可能です。また、病院単位での出張開催も対応していますので、興味のある方はお気軽にご相談ください。出張開催では、病棟ごとの具体的な課題に応じたカスタマイズも可能です。
急変への対応スキルを磨く絶好の機会をお見逃しなく。看護師としての資格や信頼をより一層高めるために、NCLSをぜひご活用ください。