新たに問われるサイバーセキュリティリテラシー
2023年2月、エムオーテックス株式会社(MOTEX)は、2017年に初版が公開された『サイバーセキュリティハンドブック』を全面的に刷新し、新たなコンテンツとして無償公開しました。ウェブからダウンロードすることができ、企業や教育機関、個人にとって有益な情報源となることを目的としています。初版は、セキュリティを難解なものではなく、誰もが身近に感じられるように工夫された内容でしたが、9年という歳月はサイバー攻撃の手法やインフラが大きく変化する時期でもありました。
セキュリティの進化とその重要性
近年、生成AIを悪用したサイバー攻撃や、クラウドの急速な普及によって私たちのデジタル環境は一変しています。もはや、従来の知識だけでは足りなく、新たな危険に対する理解と対策が求められています。この改訂版では、これらの新しい状況に対応するため、必要な「セキュリティリテラシー」を再定義しました。「知識」として知っているだけではなく、日常生活において実践できる具体策を提示しています。
ハンドブックの特長
新しいハンドブックの特徴は、まず「7つの習慣」という形で、誰もが覚えておくべきセキュリティ行動を整理している点にあります。特に、立場やITスキルに関わらず、全ての人が押さえておくべき基本行動を現代の状況に寄せてアップデートしたことが重要です。
さらに、日常や職場における具体的なセキュリティ事故の例を基にした「20の事例」が掲載されています。視覚的に理解しやすいイラストやクイズ形式で構成されており、楽しく学ぶことができる設計です。クイズによって自分の知識を試すことができるため、学びがより印象深いものになります。
このハンドブックは、特に企業や学校におけるセキュリティ教育の手間やコストを軽減するため、無償で教育コンテンツや教材を提供しています。パワーポイント形式の教材、テストテンプレート、ポスターが含まれており、必要な情報を簡単にアクセスできる形式にまとめられています。これにより、教育担当者の負担が軽減され、より多くの人々にセキュリティ教育が行き届くことを期待しています。
公開方法
提供形式は多様で、PDFだけでなくWeb上でも閲覧でき、さらには書籍としての配布も行われます。これにより、より多くの人々が簡単に情報を得やすくなり、サイバーセキュリティへの理解が進むでしょう。
公式noteでは、『セキュリティ7つの習慣・20の事例』というタイトルで、学びたい方に具体的な情報が提供されています。アクセスして興味深いマテリアルを手に入れ、身近なサイバーセキュリティについて理解を深めてみてはいかがでしょうか。
監修者からのメッセージ
今回のハンドブックの監修には、セキュリティ業界の著名人が携わっており、実践的なアプローチが特徴です。監修者は、今のセキュリティ状況に合わせた「どうすべきか」を明確に示しています。特に、フィッシングやSNS投稿の取り扱い、パスワード管理に関しては非常に具体的に解説されています。リスクを完全にゼロにすることはできませんが、いくつかのポイントを押さえるだけで大幅にリスクを減少させることができるとしています。
まとめ
『NO MORE 情報漏洩 2050 プロジェクト』の一環として公開されたこのハンドブックは、誰もが理解しやすい形式でサイバーセキュリティの重要性を再教育し、生活のあらゆる場面で実践できる内容です。特に、デジタル社会が進化する中で、誰もがセキュリティの一端を担う責任があることを認識し、日常から自ら実践することがますます求められています。これからのサイバーセキュリティの未来を守るために、ぜひともこのハンドブックを活用して、より安全なデジタル環境を手に入れましょう。