現場の価値を見える化する「第2回 現場価値可視化セミナー」レポート
2025年4月24日、船井総研ロジ株式会社が主催する『第2回 現場価値可視化セミナー』が開催されました。これは主に荷主企業、特に製造業や小売業、卸売業、そして物流企業を対象にしたイベントで、現場の生産性向上や効率的な運営を目指す多くの参加者が集まりました。
セミナーの目的と参加者のニーズ
参加者は、現場の生産性や人件費を数値化し、運営の計画化を実現したいと考えています。また、各作業の収支を正確に把握し、必要な改善点を明確にすることを目的としている方々が多く見受けられました。昨今の商業活動において改善活動が求められる中、それらの活動が実際にどの程度効果を上げているのかを判断するための情報を求めていました。
講座内容の詳細
セミナーは三つの講座で構成されており、講師は船井総研ロジのチーフコンサルタント、小倉裕太氏が担当しました。以下に各講座の内容をまとめます。
第一講座:現場数値化の重要性
この講座では、現場の数値化がなぜ必要か、その理由が詳述され、具体的な数値化ツールや項目が紹介されました。特に「ロジメーター」の導入事例が大変興味深いものでした。
第二講座:数値化による改善効果の透明化
数値化の過程で生じる現場の問題点や、改善効果を見える化することの重要性について議論されました。適切な数値化が行われなければ、現場には大きな弊害が生じ、改善が外れる可能性があることが強調されました。
第三講座:改善活動への反映が現場の成長を促す
この講座では、現場のステップアップに向けた具体的な目標設定が紹介され、何を目指すべきかが提示されました。こうした目線が、ただ現場の数値化を行うだけでなく、実際に改善活動に結びつくことが求められています。
講師情報
小倉裕太氏は、荷主企業支援に従事し、特に大手食品メーカーの物流委託や新規倉庫立ち上げ支援を行ってきました。数多くの現場での調査や、さまざまな業態にわたる支援が得意で、実践的な視点からのコンサルティングを行います。
おわりに
セミナーの最後には、参加者からの質問や意見交換が行われ、実務への応用を考える場となりました。船井総研ロジ株式会社は、今後もこうした有益な情報提供を通じて、物流業界のさらなる発展に寄与していくことでしょう。興味のある方は、彼らのウェブサイトも訪れてみてください。最新の情報や独自資料が用意されています。
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