阪南市の特産品を活かした新感覚のクラフトビールが誕生
最近、大阪府阪南市で新たなクラフトビールが生まれました。このビールは、同市にある橘農園が手掛けています。橘農園では、農薬を使わずに育てた高品質なミニトマトと鮮やかなイチゴを利用した、全く新しいビールを開発しています。前例のないフルーツビールであるこのクラフトビールは、阪南市の魅力を世界に発信する一環として、2025年に開催される大阪関西万博への出展も視野に入れています。
地元食材を生かしたクラフトビールの開発
この「阪南市まちおこしプロジェクト」において、橘農園の代表である橘大三郎さんは、農業の可能性を広げることに情熱を持って取り組んでいます。トマトビールは、通常の約4倍のリコピン含有量を誇り、一方イチゴビールは甘みと酸味のバランスが何とも絶妙です。これらのビールは、山のようなトマトとイチゴの風味を生かしつつ、フルーティーで爽やかな飲み口を実現しています。
脱サラから農業への挑戦
橘さんがこの道に進むきっかけは、26年前に脱サラを決断したことから始まりました。農業の自給率の低さを知り、自分にもできることがあるのではないかと興味を持ったのが発端でした。特に彼は、「養液栽培農法」という土を使わない栽培法を導入し、環境負荷をきちんと管理できる技術を用いています。
この農法により、ハウス内の環境をスマートに管理しながら、高品質で安定した野菜・果物を生産できるのが特徴です。環境への配慮でも突出した成果を発揮しており、持続可能な形で農業を営むことができています。
共同プロジェクトで実現した新たな味わい
阪南市の特産品を形作るこのプロジェクトには、東大阪市のクラフトビールメーカー「瓢箪山ビール」も深く関わっています。瓢箪山ビールは地元の食材を生かした醸造を行い、斬新で個性的なビールを次々に生み出してきました。橘農園とのコラボレーションにより、まったく新しいビールの開発が実現したのです。特にトマトビール『STAR NIGHT』は、ホップの苦味とトマトの旨みが融合した独特な味わいで、多くの人々の注目を集めています。さらに、イチゴビール『KAREN』は甘さとフルーティーさが見事に調和しています。
地元から全球へ
橘農園は、世界に向けてこのビールを発信する計画を立てています。関西国際空港に近いため、国際的なアクセスも良好で、ビールを通じて日本の農業の魅力を海外に届かせることができると考えています。このプロジェクトから地元阪南市が大きく変化することが期待されており、特産品としての価値が高まることでしょう。
代表の橘さんはの目標は、「地元の特産品を活かして新たなブランドを作り上げること」。日本の農業が抱える多くの課題に対し、新たな挑戦を通じて希望の光を見出すことを目指しています。
クラフトビールの購入方法
クラフトビールは現在、先行販売中であり、4本セットが4,500円で提供されています。2025年4月30日までの販売を予定しており、購入の際は公式サイトを介して申し込みが可能です。今後は阪南市の道の駅などでも取り扱いを開始する見込みです。興味のある方は、この機会を逃さず試してみてください。
購入ページはこちら:
CAMPFIRE
地元の美味しいビールを味わって、阪南市の特産品を楽しんでみてはいかがでしょうか。
橘農園の情報
- - HP: 橘農園
- - 住所: 大阪府阪南市自然田1543
- - 営業時間: 13:00~17:00
新しいクラフトビールの世界をぜひ体験してください!