これからのキャリア開拓:ミドルシニアのキャリア支援イベント
一般社団法人プロティアン・キャリア協会が主催した「これからのキャリア開拓」実践対談イベントが6月11日(水)に開催され、そのアーカイブ配信がスタートしました。このイベントは、40代から60代のミドルシニア層が抱えるキャリアの課題に焦点を当て、自律的な学びや他者との共創を通じて、これからのキャリアのヒントを提供することを目的としています。
無料アーカイブ配信について
イベントは完全に無料で配信されています。視聴を希望する方は、以下のURLから申込みを行うと、視聴URLが記載されたメールが届きます。
アーカイブ配信視聴申込はこちら
イベントの内容
当日は、プロティアン・キャリア協会の代表理事であり法政大学キャリアデザイン学部の教授でもある田中研之輔氏がキーノートを行い、共著者の山口裕二氏と野澤友宏氏が対談形式で登壇しました。彼らは、ミドルシニア層の現状やキャリア形成における課題を掘り下げ、自律的なキャリア開発や、AIとの共存を通じて準備された変革への道筋について語りました。
ミドルシニアの課題
企業は中高年層のキャリア支援に取り組んでいますが、特に40代・50代のミドルシニア層においては「学びの停滞」が顕著で、人材の「砂漠化」が進んでいます。多くの組織には人が揃っているものの、活力や成長が失われ、静かな脱水症状に悩む現状が浮き彫りになっています。そこで、このイベントでは「越境」と「開拓」、そして「ライフプレナー」の概念が重要視されました。
ライフプレナーとしての挑戦
『ライフプレナー』は、自らの人生を主体的にデザインし、キャリアを構築していく姿勢を示します。この概念は年齢に関係なく、挑戦を続けることや内面的成長を重視する「プロティアン・キャリア」の中心的な考え方です。ライフプレナーは仲間に勇気を与え、失敗も含めた姿を見せることで、自己成長の機会を拓くべきだと言われました。ロールモデルに関しても、一人の理想ではなく複数の良い部分を組み合わせる「マルチロール型」が求められるとのことです。まずは、一歩踏み出すことが変革の第一歩となるでしょう。
書籍『これからのキャリア開拓』のご紹介
本イベントの主題でもある書籍『これからのキャリア開拓』は、40代から60代のミドルシニア層向けに、新しい思考を持つことを促す一冊です。これは「ライフ+アントレプレナー」の発想で、経験やスキルを活かしながら、共に成長することを目的としています。この本を通じて、挑戦への一歩を踏み出すことができるかもしれません。書籍の詳細については、
こちらのリンクから購入できます。
登壇者の紹介
田中研之輔氏は、キャリア論や組織論の専門家であり、数多くの書籍や記事を執筆してきました。山口裕二氏と野澤友宏氏も、数々の実績を持つプロフェッショナルで、それぞれのバックグラウンドを活かして、ミドルシニアのキャリア支援に情熱を注いでいます。彼らのこれまでの経験を踏まえたアドバイスは、参加者にとって大いに励みとなったことでしょう。
結論
この「これからのキャリア開拓」イベントは、ミドルシニア層に新しいキャリアのヒントを提供する貴重な機会でした。また、アーカイブ視聴が可能な今、興味のある方は是非参加して、キャリアの再設計に向けた一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。夢を描くだけではなく、その実現に向けて行動する“大人の挑戦”を応援したいと思います。