赤潮のヘテロシグマ
2026-02-08 19:28:13

岡山大学が解明した!赤潮を引き起こすヘテロシグマの秘密

岡山大学が解明した!赤潮を引き起こすヘテロシグマの秘密



2026年2月8日、岡山大学の高等先鋭研究院において、赤潮現象を引き起こす植物プランクトン、ヘテロシグマの研究成果が発表されました。ヘテロシグマは、自らの栄養源として細菌を貪食する能力があることが証明され、その実態に迫ることができました。

ヘテロシグマの特性とは?


ヘテロシグマ(学名:Heterosigma akashiwo)は、光合成を行う単細胞の植物プランクトンです。通常、赤潮は特定の条件下で植物プランクトンが異常繁殖し、海水が赤くなる現象として知られ、漁業にも深刻な影響を与えることがあります。

これまでヘテロシグマに関して、特にリン酸塩含有量が赤潮の発生に重要であることがわかっていましたが、最新の研究は、同時にヘテロシグマが栄養不足の状況でどのように増殖するかに焦点を当てました。細菌を貪食することで、通常の環境下では得にくいリンを自ら獲得できるという新たなメカニズムが明らかになりました。

研究の背景と意義


この研究は、岡山大学資源植物科学研究所の植木尚子准教授が主導し、広島大学、九州工業大学や水産研究教育機構と連携したものです。赤潮の原因が解明されることにより、漁業への影響を軽減するための対策が期待されています。

研究グループは、ヘテロシグマがポリリン酸を多く含む細菌を好んで貪食し、これがリン欠乏条件下でも増殖を促進することを発見しました。これにより、赤潮のメカニズムに対する理解が深まると共に、今後の研究や実用化への道が開かれます。

研究成果の発表


この研究成果は、2025年12月6日付の「ISME Communications」で発表され、多くの研究者から注目を集めました。岡山大学の高等先鋭研究院は、地域の研究環境を整え、さらに多角的な研究を進めることを目指しています。

植木准教授のコメント


植木准教授は、研究を進めた大学院生の福山誠也さんの努力を讃え、「とても苦労したが、4年越しの研究が成果を発表できたことを嬉しく思います」と述べています。これからも、岡山大学が赤潮研究の最前線で重要な役割を担うことでしょう。

今後の展望


この研究が示すように、自然界に存在する微生物の相互作用は複雑で、解明すべきことが多く残されています。赤潮のメカニズムを理解することは、漁業資源を守り、持続可能な海洋環境を築くための重要な鍵となります。今後、さらなる研究が進むことで、私たちの周囲の環境への影響をより正確に予測し、適切な対策を講じることが可能になるでしょう。

このような新しい知見が、自然環境を保護するための意識を高め、未来の持続可能な社会にも寄与することが期待されます。岡山大学の今後の研究活動に今後とも注目していきたいと思います。


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