懐かしの歌謡曲と前川清の思い出
2024年1月6日、BS日テレで放送される「歌謡プレミアム」で、日本の歌謡界の重鎮である前川清が特別ゲストとして登場します。今回のテーマは「クール・ファイブの5大事件簿」。多くの音楽ファンに愛されてきたクール・ファイブの名曲と共に、当時のハプニングを語る内容となっています。
クール・ファイブのデビューと大ヒットの裏に、数々のハプニングが!
前川清がデビューしてから半世紀以上が経ち、彼のルーツとも言えるクール・ファイブ。そのデビュー曲「長崎は今日も雨だった」は瞬く間に大ヒットし、数々のテレビ番組やステージに引っ張りだこになりました。しかし、順風満帆だったわけではありません。シーンには数多くのハプニングが待ち受けていました。その一つが「床にへばりつきハプニング」。この事件は、あるステージでの出来事です。
イントロが流れ始めても、エレベーターマイクが上がらず、クール・ファイブのメンバーが床にへばりついてコーラスを始めるという、当時の状況を想像すると笑いを誘うエピソードです。その臨機応変な行動が、ある種のコントさながらのステージを演出しました。
歌手としての歩みと成長
当初、クール・ファイブはジャズを演奏するバンドであり、長崎県のキャバレーでコーラスをしながら活動していました。前川清がボーカルとして参加した時、グループ名も「内山田洋とクール・ファイブ」と改名されました。この改名の背後には、リーダーの内山田洋の資質もあったと言えます。ただ、前川は当初は給料も最も低く、他のメンバーの楽器を運んだりと、ボーカルとは言えない立場にあったそうです。リーダーに引き立てられながらも、彼自身は自分がリードボーカルであるとは意識してはいなかったとか。
名曲の数々を振り返る
放送では「東京砂漠」「さようならの彼方へ」「噂の女」といった名曲の映像も紹介される予定です。自らの昔の映像を見つめる前川は、そこで新たな気づきを得ると語っています。「映像を観てすごく勉強になりました。今年の目標にしたいと思います」との発言からも、常に向上を目指す姿勢が垣間見えます。
小林正樹さんとの絆
さらに、2024年2月に81歳で亡くなったクール・ファイブのメンバー小林正樹さんとの思い出にも触れていきます。実は、小林さんは前川をスカウトした張本人であり、前川にとって深い思い入れのある存在だったのです。昨年の55周年コンサートには、病気を抱える中での出演依頼を受け、最後の共演を果たしました。その時の思い出も語られることでしょう。
名曲のパフォーマンスと今に響くメッセージ
番組では、他にも大ヒットを飛ばした「そして、神戸」や、亡くなった小林さんへの想いが込められた最新曲「風潮」も披露されます。また、前川のユーモア溢れるエピソードも楽しめること間違いなしです。かつてのテレビ番組で活躍した際のトーク名場面集の放送もあり、笑いあり、感動ありの魅力的な内容が盛りだくさんです。
前川清の魅力が詰まった「歌謡プレミアム」は、懐かしい時間を共に過ごし、彼の歌声に触れられる理想的な機会となるでしょう。音楽ファンは、ぜひお見逃しなく!