2025年度TOEIC受験者数と採用団体数が過去最多を記録
国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は、2025年度のTOEICプログラムに関する情報を発表し、受験者数と採用団体数がいずれも過去最高に達したことを明らかにしました。これは、英語の重要性が高まり、多くの企業や教育機関が英語力を求めるなかで起きた結果です。
受験者数と採用団体数の伸び
2025年度のTOEICプログラム全体の受験者数は約216万人で、2024年度と比較すると約6万人の増加を記録しました。また、採用団体数も約3,900団体に達し、前年より700件の増加となりました。この数字は、TOEICが多くの企業や教育機関において重要な評価基準として使われていることを物語っています。
特に、TOEIC Listening & Reading Test(L&R)の受験者数は2024年度比で2.9万人増加し、合計受験者数は196.4万人となりました。一方で、TOEIC Speaking & Writing Tests(S&W)も急成長中で、受験者数は約5.1万人に達し、前年より30%の増加を見せています。
TOEIC S&Wの急成長
TOEIC S&Wは、特に日常生活やビジネスの場面での「英語で話す・書く力」を測定するため、多くの受験者に支持されています。2025年度には、TOEIC S&Wの受験者数と採用団体数がともに過去最高を記録しました。具体的には、受験者数は約3.7万人から約5.1万人に増加し、採用団体数も約380団体から460団体に増加しました。このことは、ビジネスシーンでのコミュニケーション能力の向上に対するニーズが高まっている証です。
平均スコアの傾向
DAA2026に基づいたデータによると、2025年度のTOEIC L&Rの平均スコアは616点、IPテストでは492点でした。また、TOEIC S&Wのスピーキングの平均スコアは131.5点、ライティングは141.0点となっています。このように、多くの受験者が高得点を目指して英語スキルを磨いていることがうかがえます。
TOEIC S&W受験者のうち、全体の約7割が600点以上のスコアを取得しており、通信スキルの向上が図られていることを示しています。600点台の受験者は、特に実生活の具体的な場面で自信を持って英語を使用できる能力を身に着けていることがわかります。
職種別の受験者数
職種別に見ると、TOEIC S&Wの受験者数は公開テストで「教育」「技術」「営業」が多く、IPテストでは「技術」「営業」「研究」の順に受験者が増えています。中でも「技術」職は両テストにおいて特に多くの受験者を集めています。
IIBCのビジョン
IIBCの広報責任者である宮川卓也氏は、今回のデータからTOEIC L&Rだけでなく、TOEIC S&Wに対する需要が高まっていることを強調しました。「AIの活用が進む時代において、意図を的確に伝える力が重要視されています。TOEIC S&Wを通じて、自身の英語での伝える力を磨いてほしい」と述べています。
このような背景の中、TOEICプログラムは今後も多くの学習機会と英語能力の測定機会を提供し続けることが期待されています。
TOEICプログラムの詳細なデータは、
こちらからご覧いただけます。
TOEICは、世界160カ国で実施され、約14,000団体に採用されています。これは、英語のコミュニケーション能力を測定する信頼性の高い基準として、その地位を確立するものです。これからもTOEICが多くの人々の英語力向上に役立つことを期待しましょう。