岡山大学に大使官訪問
2025-08-07 00:56:17

国際的な科学の架け橋:岡山大学にてフランス大使館官が訪問

国際的な科学の架け橋:岡山大学にてフランス大使館官が訪問



2025年8月4日、岡山大学の高等先鋭研究院内にある惑星物質研究所に、在日フランス大使館の原子力科学官ジャン=バティスト=ボルド氏が来所しました。この訪問は、鳥取県三朝町で行われた「第68回キュリー祭」の出席に伴うもので、三朝町の赤坂英樹副町長も同行しました。

訪問の初めに、岡山大学の芳野極所長が、研究所の概要や主要な研究活動について説明しました。続いて、ボルド氏は惑星物質物理学部門の先端技術に興味を持ち、特に世界で唯一の六軸加圧式川井型超高圧発生装置(6UHP)についての説明を受けました。この装置は、惑星の内部構造や物質の相転移を探る重要な役割を担っています。

さらに、地球惑星分析部門では、副所長の小林桂氏が、小惑星探査機「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星リュウグウの試料に関する研究成果を披露しました。リュウグウ試料を実際に観察する場面では、ボルド氏はその内容に対して深い関心を示しました。

意見交換のセッションでは、ボルド氏がフランス政府のアジア太平洋地域での科学外交の強化に向けた取り組みを紹介し、気候変動、宇宙科学、原子力、エネルギー分野での国際連携について具体的な議論が交わされました。このような国際的な議論の中で、岡山大学および惑星物質研究所の科学者たちは、将来的な共同研究への期待を高めています。

以上のような取り組みは、岡山大学が地域中核の特色ある研究大学としてどのように進化しているかを示す一端です。国際的な連携によって、研究の最前線を切り開く岡山大学の活動に、今後も注目が集まります。地域と地球の未来を共創するための研究大学として、その役割を果たし続けることが期待されます。さらに、岡山大学は持続可能な開発目標(SDGs)を支援し、第1回ジャパンSDGsアワード特別賞も受賞するなど、新しい未来を見据えた活動に邁進しています。これらの成果を持続させ、さらなる発展に向けた協力を推進していく姿勢が求められているのです。

岡山大学はその特性を生かし、地域大学としての使命を全うしながら、世界的な研究のネットワークを広げるべく努力を続けています。これからも、岡山大学の革新的な研究と国際的な協力に対する期待が高まります。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

関連リンク

サードペディア百科事典: 岡山大学 惑星物質研究所 科学外交

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。