日本一東京に近い田舎や海の恵みを堪能できる町に迫る特集
近年、田舎暮らしに対する関心が高まっている中で、テレビ大阪が放送する「村長さんに聞いてみた!ウチの村は日本一」シリーズが多くの視聴者を魅了しています。今回は、特に注目の町や村を紹介し、その魅力に迫ります。
日本一海の幸が豊富なお魚天国・和歌山県串本町
和歌山県の串本町は、太平洋に面した本州最南端に位置し、黒潮の恵みを受けた温暖な気候と豊かな海の幸が特徴です。約14,000人が暮らすこの町では、全国で有名な「近大マグロ」の養殖場があります。また、地元のブランド魚「しょらさん鰹」は、ケンケン漁と呼ばれる独特の漁法で捕獲されることで知られています。「ケンケン」という言葉のルーツにも興味がわきます。
さらに、串本町では幻の高級魚「クエ」の養殖にも力を入れています。クエは病気にかかりやすい魚として知られていますが、地元の名産品を使用したエサのおかげで、その免疫力が高まっていることが注目されています。
日本一東京に近い田舎・山梨県丹波山村
次に紹介するのは、東京都に隣接する山梨県丹波山村です。97%が山林という小さな村には、約500人が生活しています。この村の水源である丹波川は多摩川の源流であり、隣の東京都にとって重要な飲み水となっています。
特産品として知られる舞茸は、原木栽培で育てられるため、その味わいは一般に流通しているものとは一線を画します。生産者には「松茸よりも美味しい」との自信がみなぎっています。
人口5,000人未満のランキングで、若者世代や単身者部門で第1位に選ばれるほど、丹波山村は注目されています。移住希望者と地域住民が互いに支え合い、親密な関係が形成されています。ジビエ料理店の開業や山を利用したアトラクションの設置など、多様な取り組みが進行中です。
日本一水と生きる村・熊本県球磨村
熊本県の球磨村は、日本三大急流の一つ球磨川が流れる自然豊かな場所です。村では古くから林業が盛んで、球磨川はその運搬に欠かせない役割を果たしてきました。しかし、2020年には豪雨の影響で甚大な被害が発生し、多くの人々が苦しむ事態となりました。
現在では、村の復興に向けた人々の努力が続いており、「水」に苦しめられながらもその恵みを活かした食材たちが彼らの生活を支えています。九州最長の鍾乳洞から汲み上げた地下水を使用して作られた食パンや、地元の地下水で育てられた豚など、特徴的な農産物が豊富です。
公開収録の盛況な様子
このシリーズの魅力を伝えるため、テレビ大阪の多目的ホールでは初めての公開収録が行われました。出演者の草野仁さんや岡田圭右さん、ゆいちゃみさんがそれぞれの思いを語り、観客との距離が近い体験が視聴者にも新鮮な驚きをもたらしました。
草野さんは出演者の努力を称賛し、岡田さんは普段のスタジオとは異なるライブ感に興奮を隠せませんでした。また、ゆいちゃみさんも初めての経験に緊張しながらも楽しむ様子が印象的でした。
この特集を通じて、愛される日本の町と村を再発見し、田舎暮らしに対する興味が再燃することが期待されます。そして、次回の放送ではどんな魅力的な地区が紹介されるのか、楽しみにしたいところです。