岡山大の国連発信
2025-04-29 16:16:40

岡山大学副学長が国連でSDGs推進の新たなビジョンを発信

岡山大学副学長が国連年次会合でSDGs推進の新たなビジョンを発信



2025年4月7日、国立大学法人岡山大学の横井篤文副学長が、スイス・ジュネーブの国連本部にて開催された「開発のための科学技術委員会(CSTD)」の年次会合において、日本を代表してオープニングスピーチを行いました。本会合は、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた科学技術イノベーションの重要性を再確認する場となり、横井副学長は唯一の高等教育機関の代表として招待されました。彼のスピーチでは、科学技術と大学、国連機関との協力がいかにして持続可能な社会の実現に寄与するかについて語られました。

また、会期中に行われた企画展示「Woman in STI」では、各国が女性研究者の活躍を支援する取り組みを紹介。岡山大学のブースを担当した原田美樹チーフオフィサーと津波優グローバル・アドミニストレーターは、これまでに27人の若手女性研究者を途上国から受け入れてきた成果を基に、新たな研修プログラムの案を発表し、多くの参加者から注目を集めました。

式典には、国連貿易開発会議(UNCTAD)のレベッカ・グリンスパン事務局長をはじめとする各国の大使らが出席し、横井副学長の貢献に深い理解を示しました。横井副学長は、国連メディアからの取材においても、持続可能な開発のための教育(ESD)を通じた人材育成の重要性を強調。特に、地球社会の変革には自身の変革が不可欠であることを訴え、岡山大学の役割についても触れました。これらのメッセージは、2025年10月にベトナムで開催される「第16回UNCTAD閣僚会議」に向けて発信される予定です。

岡山大学は、今後もUNCTADと直接連携を強化し、地域と地球の未来を共創するための人材育成に取り組んでいく方針を表明しています。岡山大学は、SDGsの実現に向けた取り組みを進める地域中核の研究大学として、全国へその活動を発信していくことに期待が寄せられています。

岡山大学の国際的な取り組み



岡山大学は、1964年に設立された国連貿易開発会議(UNCTAD)と連携し、途上国からの若手女性研究者を対象とした共同研究・研修プログラムを実施しています。このプログラムを通じて、国際的な視野を持つ科学者の育成に貢献しており、地域と世界の架け橋となる役割を果たしています。

また、共同プログラムを活用することで、岡山大学は国際交流を積極的に展開し、地域の特性を生かした教育プログラムを促進しています。特に、持続可能な開発を実現するための新しい教育方針は、大学の特徴を強調しつつ、国内外での連携をさらに深める基盤となっています。

岡山大学の取り組みは、地域の持続可能性を考える上で非常に重要であり、今後も多様なプロジェクトを通じた国際的な繋がりを広げていくことが期待されています。引き続き若い研究者たちが成長できる環境を整え、福祉や環境問題に対する意識を高める活動を続けていくことが、これからの岡山大学の使命です。


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