日本コムシンクが新たな5カ年計画「Road to 100」を発表
大阪を拠点とする日本コムシンク株式会社は、2025年9月末をもって経営ビジョン「Vision40」を終了し、新たなビジョン「Road to 100」を掲げることを発表しました。この新しいビジョンの下、2025年10月から2030年9月末までの5年間で売上100億円を目指して成長を続ける方針です。
Vision40の成功とその後の挑戦
2020年に始まった「Vision40」は、企業の第二創業期を象徴するものでした。このビジョンのもと、社員の平均年収の向上を目指し、事業構造改革に取り組み、多くの新規施策を実行しました。具体的な成果としては、コンサルティングや受託開発事業へ進出し、営業基盤の確立を図りました。事業会社との直接取引率を70%に引き上げ、組織力の向上には部門経営や事業部の大幅な再編を行い、社員に対するキャリアの多様化を促進するスペシャリスト制度を導入しました。
これらの成果は、今後発表予定の「Vision40振り返り」で詳しく解説される予定です。
Road to 100が導く未来
新たなビジョン「Road to 100」は、過去の経験を基にした収益基盤と技術力を活かし、スケールアップを図ることで、競争優位性と信用力を確立します。売上100億円の達成は単なる成長の指標にとどまらず、地域創生や脱炭素、中小企業への生産性向上支援など、日本が抱える大きな課題に挑むための「影響力の拡大」をも意味しています。
これまで「Vision40」では、社員一人ひとりの誇りを育む方向での組織改革が進められてきましたが、「Road to 100」ではそのエネルギーを外部へと向け、地方経済や社会全体に貢献することを目指します。
私たちは、地域経済の衰退や人手不足といった深刻な社会課題が広がっている現実を直視し、この拡大を通じて企業の信用と影響力を高め、それらの問題にDXの力で立ち向かうことが私たちの使命です。
100億円という目標は単なる通過点であり、2035年には1000億円企業として、より一層大きな変化を見せる企業へと進化したいと考えています。
社会的責任と政策との連携
当社は、2025年5月に経済産業省が打ち出した「100億宣言」に呼応し、DXを通じた生産性向上や地域経済の活性化、カーボンニュートラルの推進に取り組みます。これにより、日本中小企業のロールモデルとして新たな企業像を築いていく所存です。
代表の山里からのメッセージ
山里真元代表取締役社長は、「Vision40を経て、社員が誇りを持てる組織へと生まれ変わりました。Road to 100では、この基盤をさらに強固にし、100億円という目標は単なる規模の拡大ではなく、持続可能な成長を象徴するものと位置づけています。DXの力で中小企業の生産性向上に寄与し、地域創生や脱炭素といった国家的な課題にも貢献できる企業としての存在感を発揮します」とコメントしています。
会社概要
日本コムシンク株式会社は、ITコンサルティングやシステム開発、データエントリーを専門とする企業です。大阪と東京に拠点を構え、それぞれの市場で積極的に事業展開をしています。さらなる成長を果たし、日本経済の発展に寄与する企業としての役割を果たしていくことを目指します。