人材サービスの新たな展開！OICグループとの提携で食産業の未来を創造

新たな資本業務提携の意義

はじめに

大阪市北区に本社を持つクックビズ株式会社（以下、クックビズ）は、飲食業界に特化した人材サービスを展開しています。このたび、神奈川県川崎市を拠点とする株式会社OICグループ（以下、OICグループ）との資本業務提携が決定しました。本提携により、食産業全体における人材活用の領域が広がり、更なる成長が期待されています。

提携の背景

この提携は、OICグループが食のテーマパーク実現を目指し、飲食のみならず、食品小売、製造、ホテル・レジャーなどでも人材不足が深刻化していることから生まれました。両社はそれぞれの強みを活かし、より一層の人材支援を強化し、食産業で働く方々が誇りを持てる環境を整えていく方針です。

提携内容と具体的な展開

飲食業界の人材活用の強化

提携の主な内容には、以下のものが含まれています：

1. 「食生活♥♥ロピア」の採用強化：OICグループが運営するスーパーマーケット「食生活♥♥ロピア」を通じて、戦略的に年間採用を増強します。
2. 人材交流の促進：両社間で出向者を派遣したり、会議にオブザーバーとして参加するなどの人材交流を進めます。
3. グループ企業への採用支援：OICグループの傘下にある約45社に対しても、採用支援を行います。
4. 商品供給と共同開発：水産加工品や惣菜等の供給を通じて、新たな商材の共同企画・開発を目指します。
5. 海外出店の支援：OICグループの国際展開を支援し、グローバルな人材サービスを展開します。

人手不足の解決と事業承継

現在、食産業全体が抱える最大の課題は人手不足と後継者不足です。クックビズは、長年の経験を活かし、飲食業界の職種に限らず、食品全般の人材不足を解消すべく新しい取り組みを行います。

組織的なシナジーの創出

OICグループとクックビズが協力し合うことで、両社の強みが融合し、企業価値の向上が図られます。両社にとって重要な経営課題である人材の獲得は、より効率的かつ効果的に進められると見込まれています。

両社の社長のコメント

OICグループの経営戦略本部長、浜野仁志氏は、「この提携を通じて、当社の採用力を強化し、食産業で働く人々が誇りを持てる未来を共に創り上げたい」との意気込みを語ります。一方、クックビズの代表取締役社長、藪ノ賢次氏も「全ての人が働きやすく、やりがいを感じられ、成長できる環境を提供することこそが我々の使命です」と述べており、両社の協力による新たな価値創造が期待されます。

未来への展望

この提携によって、クックビズは飲食業界から食品全般を対象とした人材サービスとして事業を展開していきます。また、OICグループも2031年度までにグループ売上2兆円を達成するための基盤を強化することが期待されています。

食産業における課題を両社で解決しつつ、グローバル展開を目指す新たな挑戦が始まります。今後の両社の動向から目が離せません。食の未来を一緒に創造するこの提携の行く先に、ワクワクと期待感が高まっています。