AED普及に向けた「ハートプロジェクト」の新たな試み
大阪府門真市に本社を置くインターネットラジオ「ゆめのたね放送局」は、心臓疾患に関連した悲劇的な経験をもとに、AED(自動体外式除細動器)の設置をサポートする「ハートプロジェクト」を立ち上げました。この取り組みは、放送局の共同代表である佐藤大輔が心臓病で倒れた体験と、もう一人の共同代表・岡田尚起が、3年間で4人の大切な友人を同様の理由で亡くしたことから始まります。幸運にも佐藤は一命を取り留め、「一人でも多くの命を救いたい」という熱意がこのプロジェクトを生み出すきっかけとなりました。
プロジェクトの概要
「ハートプロジェクト」では、アーティストでありパーソナリティでもある橘ナオキ氏と協力し、彼の手描きのハートの絵を販売することで、その利益をAED設置の資金に充てるという取り組みが行われています。すでに300枚のハートの絵が販売され、その全額がAED設置費用に充当されています。この活動は、ゆめのたね放送局とのコラボレーションによって、さらなる広がりを見せることになっています。
第一弾イベント情報
プロジェクトの発表に伴い、以下のイベントが予定されています。
- - イベント名: ハートアート展示会&AED支援チャリティイベント
- - 日時: 2025年4月5日(土)13:00〜15:00
- - 場所: ゆめのたね放送局本社イベントスペース(大阪府門真市末広町17-18 ポケットアヴェニュー2階)
このイベントでは、橘ナオキ氏によるハートアートの展示や、心の大切さを伝えるトークセッション、また作品の販売が行われ、その売上はAED設置に充てられます。特に注目すべきは、橘氏が1ヶ月かけて作成した2.5メートルの特大「ハートツリー」のお披露目会です。この大きな作品は、地域の人々に命の大切さを訴求する強力な象徴となることでしょう。
背景と社会的意義
日本において、年間約90,000人が心臓突然死により命を落としています。この状況において、AEDが設置され、迅速に使用されることで救われる命が数多く存在します。時間との勝負であるため、設置の重要性は計り知れません。このプロジェクトは、「芸術」「放送」「地域貢献」という3つの要素を結集し、地域住民にAEDの重要性を広める新しいモデルを目指しています。
今後の展望
ゆめのたね放送局はこのプロジェクトを皮切りに、全国のパーソナリティやスタジオと協力し、「ハートプロジェクト」を全国展開する計画も進めています。これにより、さらなるAEDの普及と心臓疾患に対する意識の高まりが期待されています。
お問い合わせ
「ハートプロジェクト」についての取材やメディア関係でのお問い合わせは、次の連絡先までお知らせください。
ゆめのたね放送局 ハートプロジェクト担当
岡田尚起(おかだ なおき)
電話: 080-4021-7191
メール:
[email protected]
公式サイト:
ゆめのたね放送局
「命を守る一歩を、あなたと共に」。この活動に参加し、より多くの命を救う手助けをお願いいたします。