メニコン芸術文化記念財団、2025年度のラインアップ発表
愛知県名古屋市に位置する公益財団法人メニコン芸術文化記念財団が、2025年度に予定されている様々な公演やイベントのラインアップを発表しました。同財団は、音楽や演劇、舞踊といった芸術と文化の振興を目的に設立された組織です。
特に注目は、2023年にオープンしたメニコンシアターAoiでの芸術監督・山口茜氏による公演です。今年度は14プログラムを予定しており、これにより地元アーティストや若手実演家の支援にも努めています。2025年度のラインアップには、国内外で評価を得ている作品の初演や豪華キャストによる演劇、そして多様なダンス公演が含まれています。
ラインアップ詳細
1.
『悪童日記』
山口茜芸術監督が率いるカンパニー「サファリ・P」の代表作が名古屋で初めて上演されます。この作品は、アゴタ・クリストフ原作であり、国内外で賞賛を受けた作品です。公演日は2025年6月14日(土)と15日(日)で、メニコン シアターAoiにて行われます。
2.
梅田哲也の演劇作品
現代美術家であり音楽家でもある梅田哲也さんが新たに劇場ツアー型作品を発表します。詳細なタイトルは調整中で、2025年9月中旬に予定されています。
3.
二兎社『狩場の悲劇』
劇作家・演出家の永井愛が4年ぶりに新作を発表します。公演日は12月17日(水)と18日(日)予定で、豪華な俳優陣が共演します。
4.
森下真樹のダンス公演
ベートーヴェン『運命』全楽章に合わせたソロダンス公演が、2026年2月7日(土)と8日(日)に行われます。
5.
小曽根真トリオのライブ
世界的ピアニスト小曽根真がトリオで熱いライブを2025年9月26日(金)にメニコンシアターAoiで披露します。
これらの公演には、地域の人々が参加できる人材育成プログラムや、未就学児童向けのワークショップなど多彩なイベントも含まれています。特に未就学児向けの「ヒョーゲンアソビノバ」は、芸術文化に親しんでもらうための良い取り組みです。
未来の芸術を育てるために
メニコン芸術文化記念財団の代表理事である田中英成氏は、芸術文化が人々の豊かな生活に大きな役割を果たすと述べています。さらに、地域の文化や芸術活動を支えるために賛助会員も募集すると発表されています。
また、芸術監督の山口茜氏は、舞台芸術が人々に信頼感や自我を育む力を持っていると強調しています。舞台を観ることで、家族や友人と感動を分かち合い、自分が何を美しいと感じるのかを見つけることができるとのことです。
このように、2025年度もメニコンシアターAoiでは多彩なプログラムが展開される予定です。近年の文化活動が減少する中で、同財団の取り組みは地域社会にとって重要な存在となっているでしょう。劇場での経験を通じ、多くの方々が新しい芸術文化に触れることを期待します。
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