神奈川県民ホールが送る音楽絵本「奇妙なマザーグースの話」
神奈川県の文化芸術の拠点として、1975年からの50年以上の歴史を誇る神奈川県民ホールが再び特別な公演を開催します。今回は、音楽絵本『奇妙なマザーグースの話』が登場。英語の歌と古楽器の演奏による不思議で魅力的な世界への旅に出かけましょう。
マザーグースの魅力
「ハンプティ・ダンプティ」や「ロンドン橋おっこちた」といった、我々の多くが幼少期に親しんだ童謡は、実はイギリスから伝わる「マザーグース」の一部です。17世紀から始まったイギリスの植民地政策とともに、その歌は世界中に広がり、その数は1,000以上とも言われています。これらの歌は親しみやすく愉快なものもあれば、時に怖い要素や奇妙さを含むものもあります。
歴史的背景
イギリスでは、マザーグースは様々な階級の人々に愛され、文化や教養の基盤ともなっています。その歌の中には、日常のストレスや皮肉を表現したものも存在し、言葉遊びや韻を踏む楽しさは、英語ならではの魅力でもあります。
音楽絵本の内容
今回は、山福朱実による美しい木版画を背景に、古楽器による演奏が展開される音楽絵本です。映像には加藤リツ子による日本語の字幕翻訳も付き、英語での歌唱と日本語ナレーションが融合します。演奏者には、メゾ・ソプラノの波多野睦美さんと、バロック・ハープ、ヴァージナルの専門家である西山まりえさんが参加。この最強のコンビが、観客をマザーグースの不思議な世界に導いてくれます。
公演の詳細
この魅力あふれる音楽絵本は、2025年9月27日(土)に松田町生涯学習センターで、9月28日(日)には清川村生涯学習センターせせらぎ館で、それぞれ開催されます。どちらの会場もアクセスが容易で、チケットは一般2,000円、U24(24歳以下)500円で、膝上鑑賞が無料な0~3歳児も大歓迎です。
予約方法
チケットは「チケットかながわ」やイープラスなどで購入可能です。また、会場窓口でも販売を行いますので、詳細は公式サイトでぜひご確認ください。
おわりに
この公演は、マザーグースを初めて体験する0歳のお子様から、歴史や背景に興味を持つ大人まで、幅広い世代の皆様に楽しんでいただけるプログラムです。音楽、絵本、古楽器、それぞれの魅力が交錯する特別なひとときをお見逃しなく!