グンゼグリーンの環境貢献
2025-09-08 13:26:21

グンゼグリーンが創出したCO₂削減の環境価値と新技術の紹介

グンゼグリーンの新技術と環境貢献



大阪市に本社を構えるグンゼ株式会社の連結子会社、グンゼグリーン株式会社は、持続可能な環境作りに向けた新たな算定技術を開発しました。この技術は、緑化事業がもたらすCO₂吸収効果を数値化するもので、九州大学との共同研究によって実現されました。

この技術は、既存の環境クレジットの枠組みを超えて、樹木の供給を通じたCO₂削減への貢献度合いを明らかにします。具体的な評価方法としては、植栽された樹木の成長過程を100年間にわたり分析し、樹木の高さや直径の増加量、また生存率を元にCO₂吸収量を算定します。これにより、従来の森林管理に基づく評価方法とは異なる視点で、緑化事業の価値を可視化することが可能となりました。

グンゼグリーンでは、この新技術を活用し、累計で2.3万t-CO₂以上の環境価値を創出しています。特に、大阪・関西万博の「静けさの森」への樹木納入を通じて、地域の緑化に重要な役割を果たすなど、多岐にわたる取り組みを行っております。

環境価値の可視化とカーボンクレジットの活用



グンゼグリーンのカーボンクレジット認証は、樹木の供給者や設計者、施工業者など、緑化事業に関わる全ての関係機関の役割に基づいています。樹木を9つのカテゴリーに分けて、その総CO₂吸収量を算出し、さらに一般社団法人ナチュラルキャピタルクレジットコンソーシアムから3年分のCO₂吸収量が認証されています。

また、この算定技術は、アパレルカンパニーのBODY WILDなど、グンゼグループ内でもカーボンオフセットとして活用されており、自社の環境貢献モデルを確立しています。今後は、事業主や関係企業と協力しながら、得られた環境価値をより多くの人々に共有し、持続可能な社会の実現を目指していきます。

グンゼグリーンのビジョン



グンゼグリーンの社長、池田智範氏は、「私たちは、都市空間や公共の場に樹木を提案し、緑と街をつなぐ架け橋としての役割を果たしてきました。樹木が地域に根付き、人々に癒しを提供することが私たちの使命です」と語ります。

現在、グンゼグリーンでは、樹木を通じた環境貢献を評価するための新たな仕組みも模索しており、都市緑化における樹木の価値を可視化することで持続可能な都市環境を実現していく考えです。これからも、緑豊かで持続可能な社会の形成に向けて、着実に取り組みを進めていく予定です。

まとめ



グンゼグリーンの取り組みは、環境価値を数値化し、都市緑化の重要性を広く社会に伝える重要なステップとなっています。今後の展開に注目し、彼らの環境貢献がどのように社会に影響を与えるのか、ますます期待が高まります。


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